つかこうへい作「熱海殺人事件」の地方公演、初演のキャスト(風間杜夫、平田満)とあっては観ておきたい…で行ってきました。
席は選べず、送られてきたチケットは前から4番目の端っこ、700席ある中では、顔の表情も観られるラッキーな席かなと。
長いセリフが勢い良く流れる。
その合いの手が時に大音量の音楽であったり、はたまた突然、ミュージカルが始まったり。
テンポの良さと変化は、場面転換無しで飽きさせることなく一気に終演へ。
これが40年前なら、相当センセーショナルだっただろう。
他の出演者は、相原実花、中尾明慶の2名のみ。
何よりも60代のエネルギーに拍手。
終始嫌味のない気持ちの良い笑いで、こちらもエネルギー充電出来たよう、心も足も軽くなり(笑
蛇足 その1
座った席の真上にある大きなスピーカーから時折出る大音量で肺が震えた。肺や心臓の病を持っていたらどうにかなりそうなくらいに。
蛇足 その2
印象に残ったもの。
風間のまぶた全体に塗っていた青いアイシャドウと、平田の突然の白ブリーフいっちょうの立ち姿と、中尾のカッコいいサングラスの下のどうしようもない顔、全部笑い転げた(座席中でね)。
本筋とは関係ないことが案外印象に残るもので。