文学館での演奏記録。
1.J.S.バッハ/チェンバロ協奏曲第5番第2楽章Fmollアリオーソ(BWV.1056)
2.J.ドン・ジョン/PAN!Pastorale For Flute
3.C.ドビュッシー/亜麻色の髪の乙女
4.E.ポルディーニ/踊る人形
5.G.ビゼー/歌劇カルメンより「間奏曲」
6.N.パガニーニ/カンタービレ
アンコール:アンドレ・ギャニオン/明日
約30分、来場者約20名
フルート1本のみ(無伴奏)の演奏は昨年11月以来で、超緊張が蘇るかと思いきや、程よい緊張の中、ほとんど練習した通りの出来に。
1は大好きなバッハの、しかも大好きなチェンバロ曲、いくら吹いても飽きない宝物。J.S.バッハが残した言葉「風は見えなくても風車は回る、音楽は見えなくても心に響く」。2はサロンコンサートにふさわしいオリジナル、曲の構成をお話ししてから聴いて頂く。3の調性はAsで。ランパル監修の曲集の中にあって、この調だとピアノだけの部分もフルートでカバーできる。テンポを揺らしつつフワンとした雰囲気を心掛けた。4のダブルタンギングは緊張による力みが無い分、練習通りに。5はオケの中で何度も練習した美しい曲。6はこの企画が始まったおかげで出会った曲。パガニーニの愛情がたっぷり、カデンツァが2ヶ所もあり、ピアノ伴奏無しでも良いような。
そして、アンコール曲を初めて用意。お声がかからなければ本当に演奏しなかった曲(日の目を見ました…フフ)。10数年前の倉本聰のTVドラマ「やさしい時間」の挿入曲で、当時札幌でフルートコンベンションが開催された折、N響のピッコロ奏者菅原潤さんが無伴奏で吹かれ、私はただただうっとり、思い出の曲。
予定通りに近い演奏が出来たあとは、滅多にないことだから考え方が二つに別れる。一つはこの調子でさらに頑張ろう、もう一つはもういいんじゃないの。
本日の画像は昨日撮影。