1957年
本間は中京商で超高校級の投手と折り紙をつけられていたが、長身から投げおろす速球とドロップはすぐにプロでも通用しそうだ。
1964年
本間が今シーズン初の完投完封の初白星。おそまきながらの感じはするが、この大事な時にベテラン渡辺とともに阪神四連勝の立役者となったのは大きな収穫。藤本監督も「よく投げましたねぇ」とこれを認める。本間はニコニコ顔で「きょうは直球とカーブを多く投げた。その配合がよかったのでしょう。三回のピンチを切り抜けてから落ち着いたが、完投を意識したのは味方が三点を取ってから」という。いつも好投しながら途中でポカをやっていた彼だが、この日は制球力も一段とさえていた。