2001年
中国から初めて日本のプロ野球界に飛び込んだ、中日の呂建剛(ル・チェンガン)投手(22)が、一時チームを離れ、ナショナルチーム(天津)のカナダ、米国遠征に同行している。2008年の北京五輪に向け、中国がチーム強化策の一環として企画した。「中国はコーチの数が少ないし、細かい技術を教えてもらえない」と来日し、三年目になる。練習態度はまじめで、独学で日本語をマスターした。今では監督、コーチとの会話にも不自由はない。中日のコーチ陣の指導で来日時よろ体がひと回り大きくなり、直球とカーブしか投げられなかったが、フォーク、スライダーを覚えた。