昨日(3/26)、2時過ぎに蒲団に入り、ポケットラジオをつけると、懐かしい
愛川欣也のパックイン・ミュージックをやっていた。
こころの端っぺたを熱いものが駆け抜けた。
30年ぶりらしい。これをやることは、先日の永六輔の土曜ワイドで知って
いた。でも、この日とは忘れていた。
キンキンが興奮してしゃべっていた。
永六輔、チャコ(白石冬美)がゲストで出ていた。
おれが高校生の頃、毎晩深夜放送を聴いてたっけ。北山修、ナチチャコ、落
合恵子、今仁哲夫、糸井五郎、亀淵…なんだったっけ(現、ニッポン放送の社
長)、こんなのを聴いてたせいで、昼間の授業中は居眠りばかりだった。田舎
のつまんない、文化、教養のない暮らしがいやで、東京に憧れて聴いていた。
TBSでは、NHKの「ラジオ深夜便」に対抗して、これから中高年向けの深夜放
送を計画しているらしい。
昨日も2時過ぎまでパソコンと遊んで眠いのに、こんな時間まで起きている。
9時から、BS2で「サウンド・オブ・ミュージック」を観た。
いい曲ばかりで、ちょっとだけ観ようとしたのに、10時過ぎまで観ていた。
新聞のテレビ番組表を見ると、10時からNHK教育ETV2000アンコール「『広
末涼子とソフィーの世界』生きる意味・哲学って何」という番組だった。
広末涼子がかわいかった。うちの息子たちと同じ歳なんだな…。
「ソフィーの世界」の作者とおれが同じ歳だったことを知って、いつものこと
ですが、自分が情けなくなった。
そのあと、寝りゃァいいのに「視点・論点」を観て、武蔵野美術大学教授の
「もの連鎖」なんていう話を聴いちゃった。そして、ワンポイント英会話をう
つろな目で眺め、そろそろパソコンを立ち上げようかなんて思ったら、NHK人間
講座「女歌の百年」なんてのがはじまってしまった。
与謝野晶子っていうひとは、すごい女性だったのですね。私は知りませんで
した。
源氏物語を1回現代語訳して気に入らなくて、2回目の翻訳を始めたら関東
大震災でその草稿を1万枚ほど焼いてしまったらしい。それでも懲りないで、
1938年再々翻訳をしたっていうからすごい。子どもを12人育て、母、妻、歌
人で、評論や詩、小説も書いて68歳で死んだなんて、もうなんていうか…、
なにもいえません。
この話をしてくれた道浦母都子という歌人も、すてきな女性でした。
さあ~ここで煙草でも吸って、パソコンに向かおうとしたら、続いて「『日
本史』参勤交代」なんてのをNHK教育はやる。おれの好奇心は、眠気に勝ってし
まううんだな。いろいろ興味深いことを、東大の助教授から教えてもらった。
メモしたけど、もう眠いので書きません。
それが終わって、おれはやっとテレビを消した。
「テレビばか」から「パソコンばか」に変身です。