腰痛休暇

2001年10月18日 | 会社・仕事関係

今日は会社を休んだ。
腰が痛くて仕事にならないと判断した。

昨日は成形機の中で、ガラスが7枚われた。
畳の半分以上はあるワゴン車のリアガラスだ。
6トンの成形機が閉まり、
樹脂がガラスのまわりに流れ終わったころに、
ボンという音がする。ガラスのわれた音だ。
その音をきくと、私は情けない気分になる。
あの大量のガラスの破片の始末をしなければならない。
成形機を開いて、
金型一面にあるわれたガラスを処理するのは面倒くさい。
上型と下型の間で中腰になって、
ガラスの破片が完全になくなるまで掃除する。
それから金型のキズを修正したり、テープを張り替える。
一度のガラスのワレ処理で、30~40分かかる。
7枚もわれると、仕事にならない。
そのリアガラスは、1日の計画枚数は180枚。
それが昨日は24枚しかとれなかった。
日報はいつも私が記入するのだが、
稼働率が12%だった。
あれだけ続けてわれるということは、
ガラスの曲率が悪いのだろう。

女房が8時半仕事に行ってから、小説新潮を読む。
10時過ぎ、いつもの整形外科に行った。
器械と人間のマッサージのおかげで、
いくぶん腰が楽になった。
パルコの本屋に行く。
目当てのチャールズ・ブコウスキーの
「町でいちばんの美女」(新潮文庫)を買うためだ。
あるかなと不安だったが、それはあった。
会計はカードでした。今私は現金が少ない。
月末まで温存しなければならない。
会計をすまして雑誌棚のほうを見ると、
前に見たことのあるホームレスが立ち読みしていた。
私も隣に行って雑誌を立ち読みし、彼を観察した。
タンクトップに半ズボン。髪の毛は伸び放題。
紙袋の中にはなぜか、長ネギが刺さっていた。
独り言をいいながら雑誌を読んでいた彼は、
10分ほどで行ってしまった。

午後あまりの寒さに炬燵を出す。
ブコウスキーを読んだ。

 

コメント
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