ナベジーの禁煙

2002年03月11日 | 健康・病気

'98年12月24日の九想話に「ナベジー」のことを書いた。

そのナベジーが、1月に第4倉庫で倒れた。
すぐ入院して、2週間ぐらい会社を休んだ。
なんでも心臓が悪くなったらしい。
みんなの噂では、もう仕事には戻れないだろう、
ということだった。

2月の中旬に退院した。
ある朝、タイムレコーダーの前で、
ナベジーと会った。
「ナベさん、どうですか、体調は」
「おぎさん、いやーまいったよ。
 今は何でもないんだけどね。
 ただ、煙草が吸えないのが辛いんだ」
「禁煙ですか?」
「おれの病気には、煙草が一番いけねえんだって、
 しかたねえからやめたよ。
 でも、それもつらくてな。
 煙草のこと夢にまで見るよ」

ナベジーは酒は飲まない。いや、飲めない体質だ。
だから煙草だけが楽しみだと、
いつも嬉しそうに煙草を吸っていた。
会うと二人で煙草を吸いながらいろいろなことを話した。
去年の浜名湖の忘年会でも、
酒を飲まずに煙草を吸って、
楽しそうに忘年会の中にいた。

そのナベジーが煙草をやめた。
もう一緒に煙草を吸って話すことがないのか、
と思うと寂しかった。

そうだ、ナベジーが煙草やめたんだから、
おれもやめちゃおうか、
そんな“不純”な動機があったかも知れない。
「休煙日記」続いてますよ。

コメント
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