愛する「シントコ」

2002年04月14日 | Weblog

「わが街 新所沢団地」という名前の小冊子が、
今日、玄関ドアに差し込まれてあった。
団地の自治会結成40周年記念誌です。

さっそく私はページを開いた。
目次を見るとありました。
愛する「シントコ」………けやき通り 萩原 久
去年の10月、なぜか原稿を依頼された。
おそらく2000年に、
常任委員をやっていたからか。

しかし、「萩原」の誤植が面白くない。
それを女房にいうと、
「なんでもいいじゃない」という。
そうだ女房にいうのが間違っていた。
彼女は、名前なんてどうでもいいんだ。
もともと「荻原」に愛着のない女房なのだ。

しかし、私は不愉快だ。
文章が載っているところは、
「荻原」になっていた。
少し気分がおさまった。
こっちも「萩原」だったら、
自治会に殴り込みをかけたかも知れない。

他の人の文章を読んでみた。
所帯を持って新所沢団地に住み、
子どもを育て、独立させて、
現在は夫婦か1人で暮らしているひとの
文章がいくつかあった。
自分のこれまでの暮らしと重なるところがあると、
胸が熱くなった。

私たち家族はこれからもこの団地に住む。
何年かして息子たちが家を出る。
そのうち私が先か、女房か、死ぬ。
それが自然だ。
この愛する「シントコ」で。

(九想庵では匿名で通したかったが、
 今日の話題ではそうもいかないので、
 本名を出してしまいました)

コメント
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