スーパー銭湯

2005年12月05日 | 健康・病気
女房はお風呂が好きだ。
私も好きなほうだが、女房ほどではない。
いや、風呂に入ることは大好きだ。
ただ風呂に入るまでのことがめんどくさくて…。
たんなる無精なだけでしょうか。

昨日、2人で「やまとの湯 狭山店」に行った。
私がスーパー銭湯に行くのは、半年ぶりぐらいです。
女房は、1人で夜に車でけっこう行っている。
開店間際に行こうなんて前日からいっていたのだが、
結局、家を出たのが11時前だった。
女湯と男湯にそれぞれが別れたのが11時10分だった。
「12時10分に出てこよう」ということにした。

私は身体を洗い、露天風呂に早く行きたい気持ちを抑えて、
まずジェットバスに腰を下ろした。
ここのところ忙しくて、
なかなか整形外科に行けないので腰が痛い。
ジェットの噴流が心地よい。
10分ほど浸かっていた。そして、いざ露天風呂へ。

外気が冷たい。さすが12月だ。
先客が5人いた。私は湯船の左端にひそやかに身を沈めた。
しかし、なんなんだ。「露天風呂」と表示しているのに、
どこのスーパー銭湯の“露天風呂”にも屋根がある。
「や~ネ」これは林家木久蔵のギャグでした。m(_ _)m
露天とは、「屋根のないところ。野外。野天(のてん)。」
と「大辞林 第二版」に書いてある。ウソつくな!!!
正直に「外風呂」または「屋根付き露天風呂?」とかにしてくれ。
おそらく雨の日にも客に来てもらいたい、という思いなのだろう。
私としては、雨に打たれながら風呂に入るのもいいと思う。
昔、会社の慰安旅行で湯西川温泉(奥日光)に行ったとき、
雪降る中、露天風呂に入ったことがあった。あれはよかった。

そんなことを考えてお湯に浸かっていると、
赤ちゃんを抱きかかえたお母さんが…入ってくるわけはない、
お父さんが入ってきた。めずらしいことだ。
私の子どもは双子だから、もし小さかったときに、
銭湯に行くとしたら私も赤ん坊連れで入らなくてはならなかった。
家に風呂があったからそれはしなかったが…。
泣きわめいていた赤ちゃんが、お湯に浸かったら笑っていた。

うちの作業所に来ている通所者もこんな赤ちゃんのときがあった。
両親は、どんな思いでお風呂に入れていたのだろう。
そんなことをウソ露天風呂に入っている間考えていた。
いつどんなときにでも、あの子たちのことを考えてしまう。

12時10分が迫り、私はあせって風呂を出た。
そのとき、あっと驚くことがあった。
ロッカーの鍵を抜かずに風呂に入ったことに気づいた。
あせりまくりの九想です。
ロッカーには鍵はついていなかった。
裸で立ちつくす私。
そのとき清掃担当の女性が来た。
「すみません。ロッカーの鍵を持たずに風呂に入ってしまって…」
「あっ、S1番の鍵ですか。それなら預かってます」
30代の女性の前で、タオルで前を隠しただけの全裸の私が、
深々と頭を下げた。
私の人生、こんな粗忽なことばっかしです。
コメント
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