盗用

2007年02月20日 | 健康・病気
山梨日日、計16本の社説で盗用 野口社長が辞任(朝日新聞) - goo ニュース

このところ新聞の記事や社説の盗用が相次いでいる。
この記事の山梨日日新聞社の前論説委員長のことを考えてみた。

>  小林氏は「読者によく伝えることができると思い引き写した」
> 「独自の社説を2人で週6本、執筆するのは負担だった」
> 「昨年秋からテーマを探すのがきつくなった」
> などと話しているという。

だったら、論説委員長なんかやめればよかったのに。
そうもいかないね。
せっかくなったんだもん。
でも、こんなことになって懲戒解雇になるくらいなら、
平の社員でいたほうがいいんじゃないのかな。
こんな結果になることを彼は想像できなかったのかな。
その想像力の貧しさが哀しい。
そのぐらいだったから“盗用”したんだろうな。

丸谷才一の小説「女ざかり」にも書いてあった。
たいした文章も書けないくせに論説委員になってしまった男のことが。

この人は、世の中を見る目もなく、いい文章も書けないのに、
新聞社で出世をしてしまった人なのかな?
いや、きっとそれなりに会社でうまくたちまわっていたんだろうな。
出世しようと思って。
いたよ、いたよ、そんな人が、以前勤めていた会社に。
たいした仕事もできないくせに、上の者に愛想が良くて、出世してしまった。
そっちのほうの才能は“目をみはるものが”あった。

むかしだったら、こんなことはおもてに出てこなかったんだろうな。
この九想話も、どこかの文章を
“引用”はしても“盗用”はしないようにしよう。

コメント
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