マドンナ・ヴェルデ~娘のために産むこと[最終回](NHK総合22:00 ~ 22:50)を観た。
このドラマはなんとか全部観たと思う。
いや、1回ぐらい見落としているかも知れません。
このドラマを放送しているのは毎週火曜日の10時からです。
この時間はいつも仕事中なんです。なので観られない。
このドラマは月曜日の深夜0時15分から再放送をしている。
これを観ているときが多かった。
昨日も再放送を観ていて、今日が最終回と知ったのです。
代理出産というのがテーマだった。
ガンで子宮摘出した女医の受精卵を母親が育てる。
それにからめて10代の未婚の女の子の出産や不妊治療でやっと妊娠した夫婦の物語があった。
その妊婦たちがもうすぐ閉院する産婦人科の病院で出産する。
なかなか巧妙な設定のドラマでした。
代理出産する母親が所属していた句会の主宰者が、母親に恋していた。
その男はこれまで仕事に生きてきて結婚していなかった。
柴田理恵が演じた看護師が素晴らしかった。
句会の主宰者の長塚京三もよかった。
私の考えとしては、代理出産には賛成できない。
それまでしても子どもが欲しいという気持ちは分かるような気がします。
子どもを育てることは素晴らしいことと思っていますから。
しかし、医学が発達したからといって代理出産で子どもを産むことはないと思います。
私がもし、自分が代理出産で産まれたと知ったらどう思うでしょう。
私は今でも、心の片隅で、この世に生まれてこなかったらよかった、と思っています。
(生まれてきちゃったから、なんとか前向きに生きようとは考えています)
そんな私が代理出産で産まれたと分かったら絶対自暴自棄になると思う。
代理出産で生まれてくる子どものことを考えたら、私は絶対反対です。
親の子どもが欲しいという〝所有欲〟だけで代理出産という方法を使って欲しくない。
でも、微妙な問題ですね。
子どもが欲しいという気持ちが分かりますから…。
「マドンナ・ヴェルデ」は、代理出産というテーマをきちんとあつかったドラマでした。