友人の句が朝日俳壇に

2015年12月08日 | 健康・病気

  枯菊の無様よ人の夕暮れも

友人の句が、金子兜太の二句目で朝日俳壇(12/7)に載った。
腹立つくらいいい句だ。
「枯菊」という季語が、中七・下五で生きている。
この季語のことを「こども歳時記」というサイトにはこう書いてあった。
> 雨や霜、寒気にあたって枯れてしまった菊をいう。
> 雨時には雪に埋もれていたりする。
> 雨火にくべるとほのかな香りが立つ。
私の持っている「合本俳句歳時記 新版 角川書店編」にはこう書いてある。
> 時雨や霜に傷つきやぶれ、やがて枯れてゆく菊は、
> そのさかりが花やかであっただけに一層あわれが深い。
いい季語だな、と思う。
恥ずかしながら、私はこの季語を知らなかった。
私が俳句を作るのは、出された兼題により句をひねる。
なので兼題にない季語のことはあまり考えない。
こんな姿勢は俳句を作る者としてはいけませんね。
常日頃、歳時記を読んでいなければ、いい句なんて生まれないと思う。
友人は今年朝日俳壇に取り上げられたのは、これで四句目だそうです。
今年、一句しか載ってない私は、友人の足下にも及びません。
あれから何句か投句しているが採用されない。
心を入れ替えて、俳句に向かおうと思います。

コメント
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