赤めだか

2015年12月21日 | 健康・病気

さっき「赤めだか」(立川談春著 扶桑社刊)を読了。
最近読んだ中では最高のエッセイだった。
立川談春のことはこれまでまったく知らなかった。
立川談志の弟子で、志らくと談春はいい、とはラジオなどで何度か聴いた。
でも、彼の落語を聴いたことはない。
志らくのも聴いたことはない。
縁が無かった。
TBSのドラマの「下町ロケット」に出ている談春を観た。
演技がよかった。
このひとの落語を聴きたいと思った。
先週、「こころ」を読了したので図書館に行ったら、「赤めだか」があった。
談志の弟子の書いた本か、と思って借りてきた。
読み始めたら面白かった。

競艇の選手になろうと考えていた中学生が、
中学卒業間近、上野鈴本へ落語を聴きに行くという企画があった。
そこに立川談志が登場し、それを聴いた中学生は魅せられた。
競艇の選手の受験資格は、身長170cm以下だった。
高校生の談春は、172cmだった。
その頃、競艇選手の応募が多く、談春は競艇選手の夢は諦めた。
談春は…、

このあとどんどん書きそうなのでやめます。
年末にこのエッセイを原作にしたドラマをTBSでやることをネットで知った。
談志を北野たけし、談春を二宮和也が演じている。
原作どうりかどうか分かりませんが、エッセイの細かいことは書くことをやめます。
最後のほうの、立川談志と柳家小さんの“関係”など興味深いです。
私は、19歳のときに立川談志に弟子入りしたいと手紙を書いた。
「赤めだか」を読んで、弟子入りしなくてよかった、とじみじみ思いました。
茨城の田舎モンには、談志の弟子は無理でしたね、きっと。

 

コメント (4)
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