べらぼう

2025年01月07日 | ドラマ

べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK総合 夜8時~)を、NHK+で観た。
このドラマにNHKは、力を入れているな、と感じた。
最初の火事場のシーンが、迫力があって素晴らしかった。
それと吉原という世界の描き方がリアルだった。
これまで吉原の世界は、華やかで夢物語のようなところとして表現されていたものがあったが、
じっさいの吉原は、借金で身を沈めた女性が身体を売って生きているところだ。
そのためのしきたりがあり、女郎という職業の女性の暮らしは悲惨だったと思う。
その吉原が、ほかの岡場所(非公認の売春地域)に客を取られていたという。
幕府公認の吉原より、岡場所(内藤新宿や品川など)は安く客を取っていたそうだ。
吉原の場末の河岸見世にいる女郎たちは、客も少なく食べるものもない暮らしをしていた。
火事のあと、仮宅の時は安いから客が押し寄せた。
それで、も一度火事になれば客が来るだろうと考え、食えない女郎が付け火をした。
その結果当局に検挙され、投げ込み寺に打ち捨てられた。
打ち捨てられた女郎の着物を剥がして売る奴がいる。
裸で亡くなっている女郎の姿は哀しかった。

脚本家の森下佳子がこれまでに書いたドラマ「JIN-仁-」が、女房も私も好きでした。
これからの「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」が楽しみです。




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