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イカがタコになったわけ

2001年12月10日 | テレビ

また「地球・ふしぎ大自然」(NHK PM8:00)を観た。
今夜は、イカがタコに進化したことをやっていた。
イカの祖先は、オウム貝だという。
現在、オウム貝は深海にいるが、
大昔には浅い海にいたらしい。
深海に行くときに、
浅い海に残ったのがイカに進化した。
オウム貝からコウイカに進化し、
ヤリイカになったという。
コウイカからヤリイカになる途中で、
一部がタコに進化したらしい。
水中で泳ぎ回るイカが海底に降り、
タコの祖先が生まれたという。
私が今まで、イカやタコの足と思っていたのを、
腕といっていた。
イカには10本の腕があり、
そのうちの2本が触腕で、
タコはその触腕が消えて、
腕が8本になったといっていた。
イカが生きる場所を広げようとして、
タコが生まれた。

オーストラリアのグレートバリアリーフには、
いろんなイカとタコがいた。
2cmのサザンピグミースクイットという小さなイカから、
世界一大きいオーストラリアコウイカまでいる。
それにしても、
イカやタコの、瞬時に状況を判断し、
環境に適応する能力には驚いた。
私もあれは見習わなければならない。
自分を固定して決めつけてはいけない。
目の前の状況に、
自分を変えなければ生きていけない。
ナサケナイほど自分の体を変えるイカやタコ。
自然の中ではカッコつけてられない。
私も、自分でもイヤになるくらい、
会社で変身しなくては。

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涙の中高年

2001年12月09日 | 会社・仕事関係

先週は予想していたように最低だった。
いつも私が仕事をする
第2工場で生産するものの出荷数が少なく、
第1工場で仕事をした。
4月からしてきた第2工場の製造の仕方、成形機のことは、
覚えが悪いわりにある程度分かってきた。
しかし、第1工場のことは何も知らない。
それに働いている者のことも知らない。

前工程をやらされた。
樹脂をガラスに接着するプライマーという接着剤を
ロボットがガラスに塗布する。
そのロボットのところまでガラスを運ぶ搬入機に
ガラスをセットして、スイッチを押すという仕事だ。
単純な労働だが、なかなか難しい。
ガラスをセットしてスイッチを押しても搬入機が動かない。
もうそうとうガタのきている機械なのです。
全体を引っぱってスイッチを押すと動く。
それでも動かない場合がある。
エアーの吸着が悪いときで、
ガラスを上から押すといい。
そんなことして搬入機がロボットのところに行くが、
最初にセットした状態からずれることがある。
そうすると、プライマーが正しい位置に塗布されない。
ガラスを送る時間も気を使う。
等間隔に成形機の前に届かなくてはならない。
これらを、ロボットでは塗れない場所に
治具を使って私が3ヶ所にプライマーを塗りながらやる。
3日ほどは、かってが分からず苦労した。
成形をしている20代の奴に、
「なにやってんだよ。プライマーがずれてるよ」
「ちゃんと送ってよ。ぜんぜんガラスがこねぇよ」
その他、いろいろ怒られた。

もう、私の自尊心はズタズタだった。
なんでこんなことしなきゃならないのかな。
そればっかり考えてた。
前の会社が傾いたからだ。
いや、バブルがはじけたからだ。
ディスクワークしかしてこなかったおれには、
製造は合わない。
いや、誰だって、初めての仕事のときはそうだろう。
パソコン使う仕事、人間相手の交渉ごとなら自信がある。

11月に入社した39歳の人がいる。
やっぱり別な成形機の前工程をやっている。
昼休みにちょっと話した。
「どうして前の会社辞めたんですか?」
「会社が山形に移転したんです」
「そうですか、私も3年前
 会社が山梨に移転したのでここに来たんです」
その人は、静かなまともな人で、
うちの会社にはなじまないだろうな、と思った。

土曜日の午後、先週「九想話」に書いた派遣社員の人が、
「がんばりましょうよ。
 しょうがないですよ。こんな世の中ですから。
 みんな我慢して働いてますよ」
と笑顔でいう。
「そうだね。耐えるしかないね」
そう私はガラスをセットしながら応えた。

現在、多くの人がリストラで職を失っている。
10月の完全失業率は、5.4%になった。
就業者数は、前年同月より103万人少ない、
6,405万人と新聞に書いてあった。
凄い勢いで失業者が増えている。
私のようにそぐわない職場でも、
仕事があるほうがましか、と思う。
また明日から、がんばろう。

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ハンガーマップ

2001年12月08日 | 友人

昨日の夜、楽家に行った。
朝から「今日は行くまい」とこころに決めていたが、
会社からの帰りの車の中で、
「やっぱり行こう」とこころ変わりしてしまった。

今、真面目に小説を書こうと思っているのです。
いつもはテレビを観ながら新聞読んで、
九想話に何を書くかグダグダ考え、
書いて推敲し(あれでも)、
九想庵を更新すると寝る時間になってしまう。
小説を書くのはその後で、ほんの30分程度です。
楽家でいい気になって酒なんか飲んでないで、
もっと真剣に小説を書こう、と夕方まで思っていたのです。

金曜日の夜は女房がいない。
息子たちの晩飯の
トンカツ唐揚げ弁当をパルコの地下で買い、
いそいそと楽家に向かった。

楽家には、会いたかったKさんとSさんが飲んでいた。
Sさんの隣に坐る。
私は、「らくや焼酎」(麦焼酎)のボトルをもらう。
先週、ボトルを空にしていた。
それにポッピービールを頼んだ。
焼酎をポッピーで割る。
“シャイ”な3人はしばらく黙って飲んでいた。
そのうち自然に、Kさんのメールマガジンの話になった。

「ところでKさん、
 ハンガーマップは買ったのですか?」と私が訊く。
先週のKさんのメールマガジンに、
「ハンガーマップ・『もう一枚の世界地図』のこと」
という記事があった。
「はい、買いました。今日持ってきています」といって、
筒状になったものを出し、広げた。
それは見開きの新聞紙の大きさぐらいある世界地図だった。
Kさんのメールマガジンによると、
ハンガーマップとは、
「世界の国々の飢餓状態を5色に塗り分けた世界地図である」
と書いてある。
WFP(世界食糧計画)が発行している。
http://www.wfp.or.jp/hungermap.html
今日きたメールマガジンに、
それを使った授業のことが書いてあった。
>               *
>  まず,おもむろにハンガーマップを取り出して黒板に貼る。テレ
> ビで「金八先生」を見ている生徒もいるので,すぐ反応がある。そ
> こでまず,この地図を手に入れたいきさつを話し,WFP(世界食
> 糧計画)のことを説明する。
>  次に,このハンガーマップが登場してくるビデオを10分間ほど
> 見せる。臨時に金八先生に教室で授業をしてもらうわけだ。(これ,
> いいアイディアでしょう!?)さらに,B4判に縮小して印刷した
> 飢餓地図を使って作業をする。ひとつは,キーワードを記入するも
> の(修正液であらかじめ消しておく)。もうひとつは,飢餓の最も
> 進んでいる27カ国(国民の35%以上が飢餓)を赤色で色ぬりす
> るものである。ただプリントをもらってノートに貼るより,自分の
> 作業をしてからの方が「自分のもの」になると思うからだ。
> 「世界には,世界の人を十分やしなえるだけの(食糧)がある。」
> 「(7)秒にひとり,世界の子供達は飢餓で死ぬ。」=この授業の
> 50分間で428人がなくなる計算,などの言葉は感想にも多く
> 出てくる印象的なキーワードである。
>               *
>  ビデオの内容だとそこまでなのだが,私はさらにアフガニスタン
> の地図を広げて少し話をした。日本との地形,気候,歴史的条件の
> 違い。アフガニスタンはハンガーマップでが最も飢餓が心配される赤
> 色で塗られていること。「金八先生」の原作者・小山内美江子さんが,
> 本のあとがきに「自分の仲間たちが,アフガニスタンの子供達を救
> うために救援活動をしている」と書いていること。板倉聖宣さんの
> 論文(『たのしい授業』12月号で発表)を使って,さらにくわしく
> 授業をする予定だということ。そして,最後に感想を書いてもらう。
>               *
Kさんは、いい授業しているな、と思った。
そういえば、私もむかし、教師になりたかったのだ。
今の自分の仕事を考えると、情けなくなる。
人生サボって生きるとこういう差が出来るんだな。

結局昨夜は、11時過ぎまで楽家にいた。
家に帰って、女房に愚痴をいい、
あいつは捨てゼリフを吐いて寝た。
苦し紛れにどうでもいい九想話を書き、自己嫌悪。

九想、おまえはいつまで酒に酔って人生ごまかすんだ。

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阪神の監督は?

2001年12月07日 | スポーツ

しかし人生は分からないもんですね。
阪神の野村監督が辞任した。
奥さんの脱税疑惑でそうなったらしいい。
私は昔から野村さんが好きだった。

で、次の監督を誰にするかひと騒動だ。
星野(前中日監督)、仰木(前オリックス監督)が
有力らしい。
その他に阪神2軍監督の岡田、田淵なんかの名前が
取りざたされてる。
私としては、仰木さんになってもらいたい、
と思っています。

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三味線

2001年12月06日 | 音楽

さっきNHKの「トップランナー」という番組を観た。
津軽三味線奏者・木下伸市というひとが出ていた。
私はこのひとを初めて知った。
10歳から三味線を始め、
明けても暮れても三味線を弾くか、
三味線のことを思っていた、という。
現在もいつも三味線のことを考えているらしい。
車を運転していても、
ハンドルを握っていない手は、
三味線を弾く仕草をしている、といった。
21歳(ダッタカナ?)のとき津軽三味線の全国大会で優勝し、
次の年も連続して優勝した。
今は、いろんなジャンルの音楽をやり、
他の楽器奏者と共演している。
エレキ三味線がよかった。
パカッションといっしょに弾いた
「SI・BU・KI」という曲がよかった。
以前に聴いたことがある
上妻宏なんとか(メモガマニアワナカッタ)も出た。
ふたりで弾いた曲(メモガマニアワナカッタ)もよかった。
途中からアドリブの掛け合いだった。
人間としても、気さくでおごったところがなく、
いいやつだな、と思った。

私もいつか三味線が欲しい。
弾きたいな~。
(私は楽器に関して浮気者です)

…………………………………………………………………
上妻宏光ということが、後日分かりました。

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ひとまず安心

2001年12月05日 | Weblog

今日の朝日新聞の朝刊に、
「発泡酒増税 首相が否定」
という小さな記事があった。
財務省が02年度税制改正での実現を目指している
発泡酒の税率引き上げについて、
「減税ではなく、増税の話ばかりになる。
 そういうのは、政治的判断として、
 まずいと言っている」
と小泉首相が否定的な考えを示したらしい。
塩川財務相も引き上げに慎重な姿勢に変わったらしく、
来年度からの引き上げはなくなりそうだ。

ビーシュを毎日飲んでいる私としては、
ひとまず、ほっとしました。
なにしろ会社での残業が減り、
女房が正社員からパートになった現在、
わが家の実質収入は少なくなった。
350ml 24缶のケースでビーシュは2,600円前後、
ビールは4,000円ぐらいする。
この差は大きい。
ましてうちは最近、
息子たちも毎日のように飲んでいる。
助かった、という思いです。
しかし、来年は分からないな。
こころを引き締めておこう。
(おれが引き締めてどうなる)

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ある派遣社員との会話

2001年12月04日 | 会社・仕事関係

今日、会社である派遣社員と話した。
「この会社に来てどのぐらい?」
「4ヶ月です」
「前はどんな仕事だったんですか?」
「英語教材の営業です」
「なんで辞めたんですか?」
「売れないんですよ。60万もするんですから。
 おれも1セット買わされたけど、
 あんなもの使わないだろうな。
 それに外資系だったので、名刺作るのも、
 車の燃料も自分で払うんです。
 固定給はなく、すべて歩合制でした。
 毎月赤字で、やってられませんよ」
「正社員で働かないんですか?」
「なかなかないんですよ」
「歳は?」
「35です。今むずかしいですね」
「35歳でもないですか」
「ないですよ。これからも探しますけどね…」
「大変な世の中になっちゃったね」
「ほんとうですよ」
彼は、子どもが生まれたばかりだといっていた。

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あと1分で起きる

2001年12月03日 | 暮らし

わが女房の目覚まし時計は、
朝6時半に鳴るようにセットしてある。
これがバカにデカイ音がするものなのです。
おれのは、デジタル時計で電子音が小さい。
6時25分に鳴るようにしてある。

5時間寝ると、おれは自然と目が覚める。
普通は、目覚ましがなる前に目が覚めてしまう。
最近は、
4時間ちょっとしか睡眠をとってないので、
目覚ましの世話になっている。
自分ので目を覚まし、
そろそろ女房の時計がバカ騒ぎするんだろうな、
と思っているうちに、
「ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリ」
とけたたましく自己主張を始める。
すると、時計のベルを止めて女房がいつもいう。
「あと1分で起きる」
そういって彼女は起きたことがない。
5分や10分、いや、起こさなければ、
ずーっと寝てるのではないか。
「あと1分、といわずに、
 目覚ましがなったらすぐに起きればいいんだよ。
 6時半に起きなくてもいいなら、
 最初から、6時35分とか6時40分に
 セットしておけばいいのに」
「それがちがうんだな。
 目覚ましがなってから、少し寝るのがいいのよ」

おとといの土曜日の早朝、おれはふと目覚めた。
すると女房がいきなり、
「あと1分で起きる」と呟いた。
目覚ましは鳴ってない。
土曜日だから二人とも休みだ。
「かってに起きれば」
とおれはこころでいって、また眠りについた。

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「うらやましい」

2001年12月02日 | ラジオ

昨日の永六輔の土曜ワイド(TBSラジオ)に、
北山修が出ていた。
精神科教授の彼がいっていた。
「うらやましいと思うことはいいことだ」と。

ジョージ・ハリソンが死んだことを話して、
ビートルズの思い出を語り、
「僕は、ビートルズをうらやましいと思って、
フォーククルセイダーズをつくった」
といった。
「うらやましい」と思うこころが、
創造的な方向にいくと、
人間を向上させる。
「うらやましい」という気持ちを、
即物的に実現させようとすると
犯罪になるときもあるが…。

私は、「うらやましい」という感情を、
あまりよく思っていなかった。
そう思うことは、
どこかに自分の安っぽいプライドが
見え隠れする。
これから「うらやましい」という気持ちに、
素直になろうかなと思う。
そして、その「うらやましい」人に、
近づくように努力しようと思う。

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ハリー・ポッター

2001年12月01日 | 映画

女房が友人のフラメンコの発表会に行くということで、
家にいない。
私は、「ハリー・ポッター」の映画を観に行った。
すごい人だった。
ほぼ満員だった。
面白かった。
あるところでは、涙がにじんだ。
しかし、映画として私は45点をつける。

………………………………………………………………………

と、これを書いたときは思ったのですが、
65点に訂正します。

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