今夜、録画しておいたNHKのドラマ10「サイレント・プア」(作 相良敦子 )を観た。
よかった。
コミュニティ・ソーシャルワーカー(CSW)という仕事を東京の下町でしている女性の話だった。
社会福祉協議会というのが日本語の仕事のようです。
だったら「社会福祉協議会」でいいと思うのですが・・・、日本の役所はなんでも横文字にしたいようです。
第1回の話は、ゴミ屋敷があり、それを解決するというストーリーだった。
ゴミであふれ、まわりから迷惑がられていた家があった。
高齢の女性が1人で住んでいた。
その家の近所の人たちからは、不満の声が区役所に届いていたが、
それまで区役所では手をこまねいて何もしてこなかった。
それを主人公(深田恭子)が解決するというストーリーだった。
このドラマを観ていて、この女性すてきだな、と思った。
この女性を私は初めて見たのです。
ドラマが終わってエンディングのスーパーで、この女優が深田恭子と知った。
深田恭子という名前は知っていた。
知っていたが、顔を知らなかった。
61歳のおじさん(ワタシです)は、すっかり世間から離れてしまいました。
ゴミ屋敷の高齢の女性を香川京子が演じていた。
ああ、このひとはまだ現役でやっていたんだ、と思った。
里見 涼(深田恭子)は、この問題を解決しようとする。
まわりからはそんなことはしないほうがいいと反対される。
福祉課長からも、よけいなことはするな、という視線をかけられる。
この高齢の女性はその家で、ご主人と1人の息子を育ててきた。
その息子が大きくなって家を出た。
旦那は何年前かに亡くなったようだ。
3年前、その息子が地方のどこかで死んだ。
それからその女性は、ゴミを捨てなくなったようだ。
孤独のスキマを埋めるように・・・。
その家の庭に栗の木があった。
里見は、ハンバーガーショップでゴミ屋敷の女性を何度か見る。
栗の木を見せて欲しい、と里見は女性に話す。
そこから糸が少しづつほぐれていった。
素晴らしいストーリー展開です。
これからこのドラマが楽しみになりました。