徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

DVD-Erleuchtung garantiert

2016-08-23 17:27:48 | DVD・本
「Erleuchtung garantiert」はドイツ映画。Kirschblüten – HanamiのDoris Dörrie監督の2000年の作品。

またまたドイツ版のDVDで

字幕なし

だったので、細かいところは分からなかった。ドイツ人の兄弟が日本の禅寺で修行する話なので日本が出てくるけれど、

日本語部分にドイツ語の字幕もなし

だったのでびっくりした(もちろん、例えば東京で占い師さんが占ってくれている間、ホームビデオで撮っていて、それを後日知り合ったドイツ人女性に訳してもらう、などはあった)。

俳優さんたちが自分の名前で映画に出ているし、禅寺の人たちは本当の修行僧らしいので、途中で『これは

ドキュメンタリーじゃないよね?

』と確認したくなった。誕生日プレゼントに、と差し入れられた菓子パンを食べる修行僧と一緒にシーンがあり、そこで修行僧たちが一言ずつ話をしたけれど、彼らはとても自然で感じのいい若者たちだった。


この兄弟、日本について早々にホテルに帰れなくなって一文無しになった。禅寺に行く前はホテルに戻る描写はなかったので、パスポートや荷物などを取り戻せたのか気になっていたけれど、修行を終え、禅寺から出る場面でで彼らが持っていたのは

東京のデパートで万引きしたテント

のみだった。映画のエンディングは、そのテントで野宿する2人。無事にドイツに戻れたのか気になる。


禅寺で修行中、弟が『カラスの鳴き声が変わったように感じる。前は「Nein, nein(いいえ、いいえ)」だったのが「Ja, ja(はい、はい)」と聞こえる。』というと、兄は『自分は「So, so(まぁまぁ)」と聞こえる』と、カラスの鳴き声の真似をして言ったのが面白かった。

また、兄はキッチンのセールスマンで、禅寺のキッチンもメジャーで計っていたのも面白かった。


DVD-海街diary

2016-08-12 18:06:29 | DVD・本



タンデムパートナーに『「Unsere kleine Schwester」っていう日本映画のDVDを買ったんだけど見る?』と聞かれた。日本語に直訳すると

私たちの妹

となる。うーん。そういうタイトルの映画、あったかなぁ…
タンデムパートナーにどんな話か聞いてみたら、『

4人姉妹

でね、鎌倉に住んでいるの』と話し出した。『え?4人姉妹だったら「妹」ってタイトル、おかしくない?』と私は思った。
その後調べてみて「海街diary」という是枝裕和監督の作品だと分かった。

そしてDVDを観てみてドイツ語のタイトルに納得した。なるほど、すずちゃんがメインなのか。

ストーリーは4人姉妹の日常で、特に大事件もなく時が過ぎて行き(お葬式とか法事が多かったけれど)、私は結構好きだった。4人が住んでいる家は日本家屋だし、桜のトンネルはとてもきれいで、外国人もこの映画を気にいるんじゃないかな、と思う。

綾瀬はるかさんは相変わらず美しかったし、風吹ジュンさんは、私が日本にいた10年前と変わらないかわいらしさでびっくりした。




映画-百日紅~Miss Hokusai~

2016-05-09 18:31:10 | DVD・本
日本語音声(英語字幕付き)で『百日紅~Miss Hokusai~を見られる、と言うので映画館に行ってきた。ドイツでは映画はたいてい

ドイツ語吹き替え

され、限られた映画館でのみオリジナル言語で上映される。

今回の上映は1回限りだったので、日本人がたくさんいるかな、と思ったけれど、数人見かけたくらいで、ドイツ人、アメリカ人、中国人などが多かった。上映前に映画の紹介があり、その中で『音楽がとても興味深い』と言っていたけれど、なるほど、

ロック風

だった。確かに、江戸時代とはあまり結びつかない。

映画は、葛飾北斎の娘・お栄が主人公で、北斎の代理で絵を描いたり、火事が起これば走って見に行ったり、吉原へ行ったり、と、お栄の日常が書かれていた。

絵はとてもきれいに細かいところまで描けていると思うけれど、映画全体を通して話がつながっているような、なんとなくつながっていないような不思議な感じだった。

一緒に行ったソクチくんやタンデムパートナー夫妻もとても気に入ったようだった。江戸の街が四季ごとにとてもきれいに描かれていたのがポイント高かったのかも。



モモ(ミヒャエル エンデ)-2回目

2016-01-25 17:28:28 | DVD・本
はてしない物語」をソクチくんと読み終えた後、「モモ」をソクチくん:ドイツ語で音読、私:日本語で黙読をした。

前回「モモ」を読んでから4年ほどたったけれど、

細かいところはすっかり忘れていて

また新しい本を読んでいる気分だった。ストーリーはやっぱり面白くて、早く次を読みたくて仕方なかった。ソクチくんも久しぶりに読んだ「MOMO」が面白かったようで、毎日『読もうよ』と誘ってきた。

ドイツ語は「はてしない物語」よりも難しい気がした。「はてしない物語」は時々迷子になりつつも大体は日本語と比較しながら読めていたけれど、「モモ」は迷子になることが多かった。そして、気のせいか、ところどころ

ドイツ語と日本語の長さが違う

気がした。日本語で3行くらいある段落を読んでいたはずなのに、気が付いたら次の段落だった、ということもしばしばあった。

1か所、ドイツ語では「スカート」と書かれていたところが日本語では「上着」と訳されていた。「上着」と訳す必要性は感じなかったので、どうしてだろう、と疑問に思った。


はてしない物語(ミヒャエル エンデ)

2016-01-12 20:54:16 | DVD・本
『はてしない物語』を文庫本で頂いたので読んだ。最初の数十ページはなかなか本に入っていくことができなかったけれど、途中からは私も本に引き込まれた。

この本もモモを読んだ時と同様、

対象年齢はどのくらい

なんだろうかと思った。

児童文学なので小学校高学年くらいなのだろうか。私がもし、その年くらいの時に読んだのなら、主人公の男の子の冒険にドキドキワクワクしたと思う。でも、大人になった今読んでみると、記憶をなくすということ、親友とは、など、いろいろと考えさせられた。

この本には『あかがね色』(『はてしない物語』に出てくる『はてしない物語』の本の色)という単語が繰り返し出てきた。『あかがね色って何色?』とソクチくんに聞いたら、

銅の色

だと教えてくれた。そうか、「赤い金」か!


私はこの本、最初は自分で読み、2回目はソクチくんがドイツ語版を音読し、私が日本語版を目で追って読んでいく、という読み方をした。ソクチくんが最後にはてしない物語を読んだのは20年ほど前だったので、自分も読みたくなったらしい。

日本語版を読んでいるだけでは気が付かなかったことに気が付いた。日本語版も章の扉絵はアルファベットが書かれている。私はただ単に、Aは第1章、Bは第2章、と思っていたけれど、第4章(D)を読み始めた時に『Durst(渇き) und Hunger(飢え)』とソクチくんが言ったので、『ドイツ語ではその語順なの?日本語では「飢えと渇き」っていうんだよ』と言ったら、『ドイツ語でも普通はその語順だけど、この章は「D」から始まるから』と言った。そこで初めて扉絵のアルファベットから章が始まっていることに気が付いた。エンデはそういうちょっとした工夫が好きだったらしい。

日本語訳は1文が長いドイツ語を分かりやすく、かつエンデのスタイルを崩さずに書かれていたと思う。ただ、1か所、最初に1人で読んでいるときに「あれ?」と思う箇所があった。ドイツ語には進行形がないけれど、ここは進行形ではないの?と思う文章がの本語訳では現在形になっていた。

原文は『Er slaeft schon.』日本語訳は『眠るよ』だったけれど、『schon』もあるし、状況からいっても『これは現在進行形だよね?』とソクチくんに聞いたら、『そうだよ。彼は今寝ているよ』とのことだった。

次は『モモ』をソクチくんに音読してもらう予定。



本-星を継ぐもの

2015-10-08 00:50:32 | DVD・本
日本人の友達に本を貸してもらったので、返そうと思って彼女に連絡したら、『ここのところ忙しいから子供に取りに行かせるわ』と言われ、中学生の息子さんに返却をした。
その中学生、

新たな本

を数冊持ってきてくれた。そのうちの1冊がジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの(Inherit the Stars)』だった。正直、私はSFは好きではないし、カタカナの名前は誰が誰なのか覚えきれないので気乗りはしなかった。

他の本を読み終えたので、『せっかく持ってきてくれたから、読もう』と決め、読み始めた。やっぱりカタカナの名前を覚えきれなかったので

適当に流す

ことにした。そして、登場人物を説明しているページがあったので、そこで時々チェックした。

100ページ程度読んだところでかなり面白くなり、結局すぐに読み終えてしまった。1977年の作品なので、設定や科学的な部分は多少古かったり誤りがあったりするかもしれないけれど、私みたいな素人にはとても興味深く、ミステリーを読んでいるような感覚で読み終えた。そして

これがロマンかぁ

と思った。

読み終えた後調べてみたら、続編があるようなので、日本に帰国したときに探してみようと思う。

翻訳もとても上手で、小説の流れを断ち切らないものではあったけれど、

カタカナが多かった

と思う。英語をそのままカタカナにしたと思われる単語がいくつもあり、意味がよく分からない部分も多かったのが残念。


DVD-犬夜叉

2014-06-04 00:23:56 | DVD・本
たまに使っているレンタルDVDショップからお知らせが届いた。

アニメDVDのレンタル料半額

名探偵コナンシリーズにしようか、ルパン三世シリーズにしようか迷ったけれど、結局ディズニー数枚と犬夜叉、その他の合計9枚を借りた。

日本にいたころは、月曜の19:30の名探偵コナンを見ていたけれど、その前に放送されていた犬夜叉には興味がなく、見たことがなかった(当時はOLで、定時であがっても19時に帰宅は難しかった)。

ドイツでも犬夜叉が放送されたようで、ソクチくんは何話か見たことがあると言っていたし、DVDにドイツ語字幕がある。ただ、名探偵コナンシリーズもそうだったけれど、

全話がDVDに収録されているわけではない

ような気がする。

まだ12話くらいまでしか見ていないけれど、思ったよりもバリエーションがあった。妖怪を倒す→四魂の玉の回収のみのアニメと思っていたけれど、伏線はあるようだし、犬夜叉と巫女の桔梗の気持もゆっくりと描かれている(気がする)。

妖怪を倒す話なので、意外に残酷な場面が多い。よくドイツで放送されたな、と思う。子供には積極的には薦めないし、ある一定以上の年齢の子供が見るアニメかな、と思った。


おおかみこどもの雨と雪

2014-01-31 00:48:00 | DVD・本
2012年公開、細田守監督

タンデムパートナーがクリスマスプレゼントに旦那さまからもらった、というDVDを貸してもらった。彼女は『少しトトロみたいでいいアニメだった』と言っていた。

娘が母親の半生を語る感じで物語は進む。

娘の父親は日本狼の末裔で、人の姿をしているものの実は狼で、子供たちも狼と人間の姿の両方を持つ。

うーん。狼とのハーフを育てるのはものすごく大変なことだと思うけれど、母親は結構すんなりといい母親になり、ハーフであることで困った描写は、子供が病気になったときに

小児科へ行くか動物病院へ行くか

迷った時くらいだったと思う。

人目を避けて田舎へ行き、その家や子供たちのしぐさがちょっと「となりのトトロ」ぽかった。

元気いっぱいな姉とちょっと内気な弟。最初は姉が狼として暮らし、弟が人間として暮らすのかな、と思っていたけれど、予想は外れた。

ラストも『え、その後のエピソードはなし?お母さんは息子の声を聞くのみで満足なの?』という終わり方で、絵がとてもきれいなだけに残念だった。ソクチくんも、『悪くはないけれど、もう少しストーリーを工夫すればもっと良くなったかもね』と言っていた。


映画-ホビット2

2014-01-22 09:09:02 | DVD・本
ホビット2を3Dで観た。3Dで映画を観たのは初めてだったので、いろいろと『3Dって、どんなふうに見えるんだろう、何かが飛び出てくるように見えるのだろうか』『3Dで頭が痛くなった人がいるけれど、私は3時間弱も大丈夫だろうか』などと考えていたけれど、

3Dって、スクリーンの中で3Dなんだ

と思った。虫みたいなのが飛び出てくるように感じた場面もあったけれど、基本的にスクリーンの中で3Dで、期待値が高かっただけにちょっとがっかりした。

ストーリーは結構楽しめた。英語で字幕無しだったので、全部は理解できなかったけれど、それでも十分楽しめた。

私はロードオブザリングは観たことがなく、ホビット1が最初だった。年末、比較的時間があったので、ロードオブザリングとホビット1のDVDを観た。

英語音声の英語字幕付きで

私はあまりファンタジー系の映画は好きではないけれど、この映画は評判がいいだけあって私も結構はまった。ソクチくんがアマゾンでケーブルを買ったときに『何かほしいものはある?』と聞いてくれたので、

ロードオブザリングの本(英語版)

をお願いした。3冊分が1冊にまとまっているもので、

1000ページを超える

本。読み切れるだろうか…
意外に英語が簡単でサクサク(とまではいかないけれど)読んでいたところでホビット2を友達カップルと観に行った。

ホビットの本もほしくなった

そんなときに貯めているマイレージの一部が今年3月で有効期限が切れるというお知らせが届いた。今回も特にこれ、と思うようなアクセサリーがなかったので、

ホビットの本を購入

することに決定した。今日または明日には届くはず。
せっかくなので、ロードオブザリングの本はとりあえず休憩し、ホビットから読もうと思う。ものすごく楽しみ。

そして、今年の末に公開予定のホビット3も今から楽しみ。


ドラえもん

2013-12-06 00:42:32 | DVD・本
2005年くらいに『ドラえもんの声優が交代する』というニュースは読んだけれど、その後のドラえもんは見たことがなかった。小さい頃はドラえもんが大好きで、アニメを見るために早く塾から帰ってきたりもしていた。

最近、2005年以降のドラえもんを見た(と言っても、一部だけ)。

全く別のアニメだな

と思った。もちろん、タケコプター、もしもボックスなどのよく知っているアイテムが出てきたり、と、設定はいつものドラえもんだけれど、私の知っているドラえもんの声とは違うし、絵も違う気がした(見たエピソードではのび太もドラえもんもすぐに頬がほんのりと赤くなるなど)。

と、さびしく思った一方で、アニメの技術の進化もあるだろうし、マンネリ打破も必要だと思うし、なんといってももう、継続的にドラえもんを見る歳ではないので『そうなったんだな』とすんなりと受け入れられる自分にびっくりした。