徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

金柑騒動

2018-02-04 19:40:48 | Weblog
私が子どものころ、曾祖父母の家の敷地の入り口に金柑の木があり、よく金柑を摘んで食べていた。緑の木にオレンジ色の実がとてもきれいで、いつか私も金柑を育ててみたい、と思っていた。

今住んでいるアパートは狭いし、さすがに庭には植えられない(冬寒いので)ので「いつか」の夢だった。

植物を売っているホームセンターで時々金柑も売られているのに気が付いた。でも、そのほとんどは実が楕円形で、私が欲しい真ん丸の金柑とは違っていた。調べてみると、ドイツでは楕円形の金柑が主流らしい。もっと調べてみると、家からそれほど遠くない園芸店で真ん丸の金柑の取り扱いがあることが分かったので、行ってみた。

当日店で売られていたのは楕円形の金柑の鉢植えのみだった。高さがすでに1メートルくらいあり、お値段

50ユーロ以上

だった。高すぎるし、今住んでいるアパートには置くところがない、と思い、購入しなかったし、真ん丸の金柑についてもお店の人に聞かなかった。

それから数年後の去年のクリスマス、「金柑の種をどこかで手に入れて、種から育てよう」と思い、ソクチくんの実家で「金柑の育て方」をネットで調べていたら、義父が『何を調べているの?』と聞いてきたので、『金柑を育てたいんですよね』と答えた。義父が『金柑なら

家にある

よ』と答えた。「え?そんな話は聞いていない」と思い、詳しく聞いてみた。

どうやら、お隣さんから金柑の実をもらい、種が入っていたので庭にまき、すっかり忘れていたけれど、庭の冬支度をしているときに金柑の木が生えているのに気が付き、鉢に移し、今はダイニングテーブル脇の窓のそばに置いてある、という。そして、『欲しいなら持って帰っていいよ』とも言われた。

気になる実の形は、

義父は楕円形、義母は真ん丸

だったという。そこが重要なんだけどな、と思っていたら、義父が『じゃあ、

お隣さんに電話

して聞いてみよう』と、電話をかけ始めた。私は内心、「そこまでしてくれなくても」と思ったけれど、実の形は気になるので聞いてもらった。結果、

楕円形

だった。残念。