ヨセフ・モルナール著「初歩者のための実用ハープ教本1」(青色)を終えた。
日本でOLの習い事でハープを習い始めた時は終えられると思って始めたわけではない(辞めるつもりで始めたわけでもないけれど)のでうれしい。途中コロナでレッスンをお休みしたので3年と少しかかったけれど、コロナがなければ2年前後で終了できたのではないかと思う。
教本2(緑色)は、前回日本に帰国したときに「まだ不要だけれど念のため」と購入したけれど、買っておいてよかった。
さて、この教本は、日本でハープを始める人の多くが使うと思うけれど、ハープを習っている人自体が少ないと思うので、教本1も教本2も
出版後改訂されていない
(増刷はされている)。ちなみに、教本1は1968年、教本2は1973年が初版になっている。
割と
間違いが多い
のが気になる。改訂するにはコストがかかりすぎると思うので仕方ないと思うけれど、正誤表くらいは挟んでほしいと思う。
指使いの番号や、明らかに臨時記号を忘れていたりするのは私でも気が付くけれど、変ホ長調(フラット3つ)で、前奏部分のシにはナチュラル記号が付いているけれど、残りのシの音には臨時記号はついていない練習曲があったので、楽譜通りに弾いたら先生(楽譜は見ていない)が『そこ、ちょっとおかしくない?そのシ、ナチュラルで弾いてみてくれる?』というので、ナチュラルで弾いてみたら、
私にはフラットでも違和感なかったけれど、ナチュラルのほうが確かにしっくりくる
気がした。先生も『うん、そこはナチュラルね』という。
自習だったら絶対気が付かない。
教本2も、早速
右手と左手が同じ弦を弾く
ことになっている練習曲があった。正誤表(ネット上でもいいので)が欲しい…