徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

サハラダストが来た

2021-02-08 16:26:45 | Weblog
先日、30分ほど昼寝をして起きたら外が

黄色っぽく

なっていた。目がおかしくなったのかな、と思ったけれど、ソクチくんも『黄色いね』と言っていたので本当に黄色かった。解消までに2,3時間かかったと思う(日が沈みつつあったので最後の方はあまり見えなくなってきた)。

あれは何だったんだろう、とソクチくんと話した。ソクチくんは、『あんな感じで黄色くなるのはだいたいサハラダストだけど、そういう時は前日の天気予報でお知らせがあるんだけど、昨日はなかったんだよね』と言った。

サハラダストか…と考えてみれば、あお家の南にある空港に離発着する飛行機の音がその日は良く聞こえた。そして、前日の天気予報ではフェーン現象の予報が出ていた。ヨーロッパのフェーンはアルプスを越えて来るので南風になる。このことから、その日は強い南風が吹いていた、ということで、サハラダストだろう、という結論になった(その日の夜、ソクチくんの両親から『サハラダストだったね』と電話があった)。

ドイツに住み始めて10数年なので、今までもサハラダストが舞っていたことはあると思うけれど、ちゃんと認識したのは初めて。


さて、フェーン現象で私が連想したのはヘアドライヤー。ドイツ語ではフェーン(FönまたはFöhn)と呼ばれる。ソクチくんが子どものころはFönだったそうだけれど、最近はFöhnとも綴られるらしい。フェーン現象のフェーンはFöhn。発音はFönもFöhnも同じ。

ソクチくんに聞いたら、ヘアドライヤーを製造していたメーカーがフェーン現象から「暖かい風」と言うことでFönを商標登録した(Föhnは登録できなかったらしい)ので、そのメーカーではない会社のヘアドライヤーをFönとは呼べないけれど、ヘアドライヤーを一般的にはFön/Föhnと呼ぶことが多いらしい(私もドイツ語コースでFönと習った)。ちなみに、正しくはHaartrockner(Haar:髪の毛、Trockner:乾燥機、つまり、ヘアドライヤー)。日本でいえば「ホチキス」と「ステープラー」の関係みたいなものか。

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