徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

日本人とカメラ

2009-09-13 02:32:17 | Weblog
私はもともと、写真を撮るのも撮られるのもあまり好きではなく、カメラは持っていなかった。使ったコンパクトカメラは、日本の大学時代、卒論・修論のための観測の写真を撮るために父に借りたものくらいで、旅行などは、友達に頼ったり、使い捨てカメラを使っていた。

そんな私がデジカメを手に入れたのは、留学が決まってから。デジカメに興味がなかったから、店員さんの話とデザインのみで決め、5年経った今も使っているし、買いかえる予定もない。

もともと写真に興味がなかった私だから、ドイツに来て最初のころは、友達と出かける、というと、カメラを持って出かけていたけれど、最近は旅行に持っていくくらいになった。

なので、研究室の人は私のカメラを見たことがない。それなのに、

日本人はいっつもカメラを首から下げているから一目でわかるよね

と言われる。冗談も入っているけれど、これは、私的には聞き逃せない一言。私のインド人の友達は、それこそいつもカメラとビデオを持ち歩いていて、撮影しているし、旅行に行けば、国籍・性別を問わず、首からカメラを提げている人に出会う。むしろ、

首からカメラを提げている日本人に出会うほうが稀

で、私が思うのは、
その昔、日本が経済発展をしたころ、日本人にはカメラを持って海外旅行に行ける経済力があった(そのほかの多くの国の人にはなかった経済力)から、目立ったのだろう、
ということ。

お金があって旅行したい、と思う人が、『もう二度と来ることがないかもしれない場所』を写真に残しておくことは、ごく普通のことだと思う。記憶が薄れないように、とか、記念に、と思うことは、人種を超えて共通の感覚なのだと思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラーメンを作る | トップ | 化粧水-NIVEA VISAGE VITAL »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事