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ヘッセンパーク野外博物館(Freilichtmuseum Hessenpark)は、主にヘッセン州内の古い建物を移築して保存・展示をしている。
面積は広いけれど、入場者は主に入り口周辺のマルクトプラッツに集中し、その他のエリアは閑散としている印象だった。特にマルクトプラッツにあるパン屋さんはいつ見ても行列ができていた。
1日あれば、すべてのエリアを回り、入ることができる建物すべてに入れる感じだった。建物内の展示は、薬局などはいい感じに展示がされていたけれど、例えばカメラやビデオカメラなどが展示されてる場所は
所有するものすべてを展示しました
という感じがして残念だった。もう少し時代ごとに分けてどのようにカメラが発達したのかなどの説明があればいいのに、と思った。
私たちが行った日は天気が良くなく、来場者が少なかったためか、実演が少なかったのも残念。大工さんや鍛冶屋さんの仕事場は閉まっていて見学もできなかった。
その代わり、ちょうど収穫祭の時期だったので、たくさんのスタンドが出ていて楽しかった。ニンニクをたくさん使ったピザを売っているスタンドがあり、時々すれ違う人がニンニク臭かったりした。
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見学した実演は、馬が2頭で鋤を引いて畑を耕すのと、蒸気エンジンで脱穀機(写真)を動かして脱穀するものなど。脱穀機はとても大きく、脱穀機の上で女性が2人、脱穀機に小麦を投入していた。
閑散としているエリアには、まだこれから組み立てられるであろう建物がたくさんあった。それらのエリアにも入場者が訪れるような建物、展示、お店などを配置してほしいな、と思う。マルクトプラッツにあるお店では、博物館の外でも購入できるものがたくさん売られていたので、博物館内でのみ買えるものをぜひ売ってほしい。
今回、お店、教会、風車、職人さんの工房などを見たけれど
学校
がなかった気がする。全部回ったつもりだったけれど見逃したのだろうか。
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