自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

自転車の文化史

2008-09-25 | Weblog
 日曜日、お通夜に電車でいったが、遠いところなので文庫本をポケットに入れ込んで行った。
 文庫本は「自転車の文化史」中公文庫。昭和63年刊で、新刊で買ったから、20年近く前に一度読んだものだろうと思う。電車の中で読み返してみた。
 なかなか面白く、自転車のパイプつくりが鉄砲鍛冶の銃身の技術転用だとか、日本の自転車のチューブバルブが英式なのは、明治時代の輸入競争で、優勢だった米を英が追い越したためとか、ライト兄弟も自転車屋をやっていて飛行機を作ったとか、色々勉強になる。
 最後の方で「自転車に、正当な市民権が与えられていない」「日本の都市交通問題は最も深刻で、緊迫した状態にある」と書いているが、20年後の今も同じである。
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