自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

転倒

2015-05-03 | Weblog
この2日土曜日は、「あわいち」は延期としたが、果たして、夜間の咳で弱った体でどこまでいけるか、試さんと、ジャイアン号で乗ってみることにした。
鈴鹿裏山コースとも考えたが、きついコースで、これは避け、美杉、山花コースとし、ついでに職場へ忘れ物を取りに寄ることとした。
8時に家を出たが、右足首にやや違和感。まぁ回せばそれほど気にならなくなった。今日は美杉の八知経由でなく、久しぶりに矢頭峠を越えることに。日陰の道で涼しいかな、との思い。
矢頭峠は急登の区間がきつい。ゆっくり登る。美杉に入って、次は、雨乞峠。自分にとってはきつい峠なので、サミットまで垂れずに踏んでみたら、もう、フラフラになって、事件がおきた。
下りとなって、フラフラ頭で注意散漫となり、気が付いた時には、道路側溝が目の前に。なんとかかわせるか、と思ったが側溝に魅入られたかのように、前輪から落ち込んでしまった。側溝の中は落ち葉などでクッションとなっていたが、自転車は前転、体は自転車から放り出されて側溝の中へ。
左側頭と左肩から背中を側溝の壁にぶつけて落ちることに。こういう時はヘルメットの威力をまざまざと知る。左肩もぶつけるというよりは壁面にこすれたようで、擦過傷多数。右手指も外側が擦過傷。ヘルメットは見たところ破断はない。自転車はトップチューブ上面に傷がついたので、前転した結果ということだ。
打撲と擦過傷で済んだのは、のりくら教の信心のおかげか。うまいこと側溝の中に落ちたので良かったが、打ち所が数センチずれておれば、また鎖骨あたりをやったかもしれない。顔面に当たってもひどいことになっていたと思う。
心の臓を傷めているので、以前と同じように頑張る必要などないのだけど。今年の「乗鞍」は引退大会として心やすらかに臨みなさいとのお達しと理解しました。
走行には特に問題がないので、休憩の後サイクリングを続ける。今日のランチは「あちこち山花」。開店までに時間もあったので、美杉の郷土資料館(無料)に寄って見学。
見ての感想はもう少し「北畠」の展示を強化してほしい。田舎の郷土資料館にあるような、林業につかったのこぎりや農機具古いラジオなどの生活用品が展示場の周囲に置いてあるが、ここは北畠の歴史、それ以前の歴史、そして伊勢本街道で栄えた歴史に絞ってテーマ館的に展示すれば見応えもあるんだけどナと思った。北畠家の勢力図等で変遷を明示すれば栄枯盛衰も分かり易いのだが。また、信長による北畠謀殺の一部始終もテーマとして取り上げてほしい。歴史は常に勝者の歴史。美杉としては、敗者側からの歴史を訴えないといけない。
などと思いながら、伊勢本街道の橋の上からこいのぼりを見る(写真)。
「あちこち山花」では中トロ丼。試しにメニュー外の「づけ丼仕様」にしてもらったが、これは微妙。やはりそのままワサビ醤油で食べるほうが中トロの旨味を味わえる。来週ぐらいから本マグロが入荷する(らしい)、との情報をいただく。

今日はお客が少なく、12時となったところで自分ひとり。店主と話していて、シェフの奥さんも出てきて、少しお話。横浜からこちらへ来たいきさつやら、お店の経営、仕入れ先など興味深いお話を聞く。
横浜時代のバンカー(銀行マン)として腕をふるっていたご縁で仕入れ先とのつながり、さらに飲食業の経営分析を創業に活かし、またDIYの趣味レベルを超えた腕前でログハウスを建設などなど、興味がつきないお話でした。ほとんど同世代なので、これからの生き方に少し刺激をいただきました。

お店を出た後は、伊勢湾近くにある仕事場に立ち寄って忘れ物をとり、朝、違和感を感じた右足首の腱が痛くなってきたので引き出しに入っていた膏薬を貼って、走り出す。そのうち大腿部もつっぱてくる。最近乗っていないからかと思いながらも、なんとか帰宅。走行133km.
転倒といい、足の痛みといい、「あわいち」は控えて正解の状態でした。

コメント