自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

嘘八百

2018-01-13 | Weblog
 今日は観劇、「嘘八百」映画鑑賞(1/5公開)。婆さんを誘って桑名まで。なにしろこの映画上映が県内では桑名市の1館のみ。東海地区では静岡県など上映館すらない。
 中井貴一(古物商)と佐々木蔵之介(作陶家:贋作)のダブル主演に近藤正臣(有名古美術鑑定家)小雁(高級古美術商)など共演者も面白いのに、テーマが利休の楽茶碗にからむ「骨董贋作」というだけあって、コメディなのだが若者うけしないからか、・・・?
 婆さんは60年ぐらいは映画館へ行っていないと思うので、映画の内容も年寄りにあっていそうだし、冥途の土産にもと思ってお誘いした。 この映画、一昨年12月に「なんでも鑑定団」で「曜変天目茶碗」の4個目が出現(中島誠之助らは2500万円と評価)と騒がれ、贋作と異議を唱える作陶家も出る騒ぎとなった事件があって、そのことも下敷きにしてと思われるが(見るほうはダブルよね)、昨年2月に撮影された映画。
 陶磁器の骨董大好きの自分としては劇中の言葉使いも所作も良く分かるし、面白いのだが、映画館の中は中高年のみ10人程度。
 土曜でも午前中だからかもしれないが、県内1館としては少なすぎ・・・。映画では贋作はうまくいき1億の大金を一旦手に入れるが、最後の方の中井の娘役と佐々木の息子役のドタバタは少し無理無理の感。贋作コメディは細部までシリアスにつくらないと面白みが深まらない。撮影期間が2週間という短期間であったとも言われているので、そのためかもしれない。面白いのに雑な感じもした。
 婆さんは「これで1000円は高い(チケット代)」などと感想。途中、寝ていたけどね。そういえば、骨董にはあまり興味ないのであった。
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