今日は名古屋で昼食をとりながら、父方親族会議がある。ということで、朝から名古屋市立美術館で「カラヴァッジョ展」をその前に観る。開館3分前に早くも30人程度の列。さわさりながら、日本ではポピュラーな画家ではないので見に来る人は絵が好きな人。日本の洋画は明治以降のため、クラッシクな絵画から印象派まで一度にまとめて入ってきている。つまり、歴史がないわけで、ややもすれば、新しい(当時)印象派のような表現が先に立ったりして、古典についての知識・理解に不足する。カラバッジョはすたれ始めたイタリアの後期ルネッサンス期を打ち破る画家で、その明暗を強調した「写真」的表現はバロック期代表者でもあるレンブラントなどに影響を与えたといわれる。
周囲の画家たちの作品が多く、本人の作品は数限られているが、ゆっくりと観覧できてよかった。