自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

下品

2021-11-24 | Weblog

 昨日、山の神がフリマのような催しで、骨董の小皿(豆皿)を買ってきた。風車模様は6枚1000円、祥瑞手は5枚1000円、と格安?直径は10.6㎝なので小皿と言うべきか豆皿と言うべきか迷う所だが、一品しか載せられないので、豆皿か。(径10㎝以下は豆皿12㎝以上は小皿)豆皿は以前は手塩皿と言った(比較のため9㎝の豆皿を置いた)。
 風車模様の方は、すべてに「ほつれ(口縁のかけ)」または「ニュウ(ひび割れ)」があり、それをパテと接着剤で補修してある。安いわけだ。祥瑞手の方は「ほつれ」「ニュウ」「割れ」で2,3枚ある。
 今日は、風車柄の方を、接着剤をはがし、パテはそのまま紙ヤスリで整形し直し、白漆で上塗りした。器の内部ではなく。口縁であり、漆で上塗りしたのでまぁ良しとした。祥瑞手の方は「割れ」の接着剤を溶かし、漆で再接着する必要があり、鍋で小一時間、器を炊いたが取れず、どうするか、明日以降の課題とした。
 で、この祥瑞手、見込に漢詩が書いてある。最初は「天高く…」と読むのかと、検索したが一向にわからない。正解は左廻りに読む必要があった。即ち「天子重英豪 文章教〇曹 万般皆下品 惟有讀書高」五言絶句。検索すると、これは北宋の時代の「神童詩」の一節らしく、子どもが学ぶ言葉のようだ。概略は、「天子は英豪(役に立つ人間)を重んじ、文章はあなたを教える。すべてはくだらなく、ただ書を読むことが尊い」
 この皿の上に、下品な唐揚げなど載せて食べてはいけないのかも知れない・・・。また、スマホなどを持たない自分は「万般皆下品」に少し同感・・・って。スマホだけでもないか・・・。

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