自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

松浦武四郎記念館

2022-05-17 | Weblog

 4月下旬にリニューアルオープンした「松浦武四郎記念館」に行ってきた。場所は松阪市小野江町。25年ほど前に行ったきりだったので、久方ぶりに、今回は自転車で行く事に。
 松浦は北海道の名付け親とも言われている。1845年以降、28歳から41歳まで6回にわたり「蝦夷地」を探検し、詳細な地図、報告書を表している。明治に入り、箱館府判府事や開拓判官として赴任している。役人の汚職やアイヌへの処遇に抗し開拓判官を辞職した後は、大台ケ原や富士山に登頂し、71歳で亡くなっている。
 往路は、グリーンロード。美里足坂で左折し、県道(奈良街道)で久居へ。ラミシェットでパンを買って、川原木造で雲出川を眺めながらランチとする。
 奈良街道は最初の信号で左折しなければならなかったが、うろ覚えで来たため、直進し、豊田の集落まで行ってしまう。新家のランプが北の方角に見えて、大分南へ来てしまったことに気が付く。
 旧参宮街道を少し北上し、目的地の記念館へ(写真)。展示は新規になって、目新しさがあったが、もう少し、武四郎の言葉を(現代語訳で)知りたかった、とアンケートに記入。
 近くの生家も公開されていて、見学する。生家は庄屋さんだった、とのこと。武四郎は16歳の時、家を飛び出し、江戸へ行き、10年は帰らなかったという。3,4男なので自由ではあっただろうけれど・・・。生家は参宮街道に面し、お伊勢参りで各地の情報がもたらされ、広い見識、視野を子どもの頃から持っていたのであろうと思った。
 記念館の前の石碑には「陸奥(みちのく)の蝦夷の千島を開けとて 神もや我を作り出しけむ」と明治になってから武四郎が詠んだ歌が書かれている。
 帰途は、舞出ランプから中勢BPで一直線に帰宅。走行83㎞。 

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