自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

天城越え

2024-05-01 | Weblog
 2泊3日の家族ドライブに行ってきた。伊豆、箱根の旅、その初日の出来事など。
 朝6時前に家を出て、新東名で沼津まで。浜松いなさJCTを過ぎると3車線の120㎞の速度規制となり、スムーズで走りやすい。往復で使った。
 孫家族は既に前日から下田方面へ行っているので、天城トンネルを越えた「七滝」辺りで昼食後、合流することに。それまでは石川さゆりの「天城越え」や吉永小百合や山口百恵の映画「伊豆の踊子」の曲を流しながら雰囲気を盛り上げ、観光。
 まずは「浄蓮の滝」(見出しの画像)。お寺の名前からとった滝名。伊豆随一の名瀑と言うだけはある。石川さゆりの歌詞プレートもあって、歌のおかげか賑わっている。
 湯ヶ島温泉を過ぎて、道の駅「天城越え」で早めのランチ。湯ヶ島は井上靖が育った所で、道の駅にも旧家が移設されている。「伊豆近代文学博物館」も道の駅に併設され見学、この地と川端康成や多数の文学者のかかわりがあったことを紹介している。
 ということで、国道から別れて、天城越えの旧道を登ってみる。
 ところが、この道、ダートだが車で行けるとは道の駅で聞いてきたが、わだちが深くえぐれている所が多く、なかなか難易度が高い。自分の車のタイヤの位置感覚がない方はいかない方が良い。30㎝程度の深さにえぐれているので、腹をするだけなら良いがスタックする可能性もありそうだ。勿論、前から車が来れば対向することは更に難しい。1.5車線のダート林道と覚悟した方が良い。幸い車も来なかった。
 登りの途中に、川端康成の文学碑(下の写真)もあり、休んでいると、グラベルに乗った中年の方が降りてくる。私が「この先車で行けますか?」と念のため聞くほどの道だった。
 無事、底もすらず、難路を登って旧天城隧道まで到着(標高700m余り)。明治39年完成とあり、川端康成も大正時代に通過したトンネルだ。幅は4mあり、大きく立派なトンネル。(下の写真)
 「天城隧道」を通過して下ると、下田側の道はそれほど荒れていない。石川の歌にもある「寒天橋」で休息(下の写真)ここは山の上部にある八丁池ハイキングの為にシーズンには専用バスが走っているようでバス停があり、このあたりから下は舗装されている。
 この後は、国道に戻って、七滝のループ橋を下り、孫家族と無事合流、天城越えを終える事ができました。
 この後は、再度、長岡温泉まで戻って、翌日、深海水族館、柿田川公園の観光して、東京の孫家族と別れ、箱根泊、翌日箱根観光して帰宅。
 中でも、伊豆の踊子や石川の歌にちなむ、「聖地巡礼」の天城越えは印象に残る旅でした。

 川端の文学碑

 旧天城隧道

 寒天橋のたもと


 
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