そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

天国と地獄

2007-09-08 23:50:10 | Entertainment
昨日のエントリで「天国と地獄」に触れたところ、今晩テレビ朝日でリメイクドラマを放送しており、ついつい最後まで観てしまいました。

時代設定が現代に、舞台も横浜から小樽に変わってましたが、基本的にオリジナルにきわめて忠実に作られてました。
オープニングのクレジットでも脚本にはオリジナルの4人(小国英雄、菊島隆三、久坂栄二郎、黒澤明)が名を連ねてたし。
あまりに有名な特急の窓から身代金を投げるシーンも、「踊る!大捜査線 THE MOVIE」でも引用されてた虹色の煙(オリジナルではパートカラーだからこそ味があったわけだけど)もちゃんと出てきました。

権藤役の佐藤浩市も喋り方とか、ちょっと三船を意識していたような気も。
妻夫木くんは山崎努に比べると軽いのは否めないけど、それはそれで悪くなかったように思います。

オリジナルで、黄金町の阿片堀のシーンがあって、それがあまりにおどろおどろしかったのが印象に残っているので、どのように表現されるのか注目して観てました。
あんな場所は今の日本にはもうないだろうし。
「北一硝子」のカフェで、しかも若い女の子から口移しで麻薬を受け取るなどという、まさかの現代的翻案。
いや、でも、この翻案はなかなか雰囲気も出てたし、秀逸だったと思います。

明日は「生きる」があるらしく。
また観てしまいそう。
コメント
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