そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

「みんな」のものである必要はないのに

2007-12-15 23:00:15 | Entertainment
ほしのあき司会で“新装スーパー競馬”(スポーツニッポン) - goo ニュース

「スーパー競馬」が終わるそうです。
年内いっぱい有馬記念まで、ということは明日の放送を含めてあと2回。
後番組は「みんなのケイバ」。
競馬初心者のほしのあきを司会者の一人に起用し「初心者を含めた『みんな』が楽しめる内容を目指す」んだって…

正直カンベンしてほしい。
今の「馬なり三人娘」ですら相当鬱陶しいのに、今後はアレが番組のメインになるのだろう。

どうしてこう何でもかんでも大衆化しないと気が済まないのでしょうか?
もちろん今の地上波民放のビジネスモデルからして、視聴者の最大公約数に薄く広く響くような番組作りへの志向がはたらくことは理解しています。
が、そうやって大衆化を志向して目線を下げた結果が、まったく好奇心をくすぐられることのない金太郎飴のようなテレビ番組ばかりが溢れる今の現状なんじゃないんでしょうかね。

はっきり言って、競馬なんて競馬ファンという一部の人間だけのものであればよくって、「みんな」のものである必要なんてまったくないと思う。
競馬界の流れや専門用語が多発する初心者にはちんぷんかんぷんな番組内容であったとしても、興味があれば自分で調べようとするし、続けて見てれば(一定以上のセンスさえあれば)自然にわかるようになるものだと思います。

こうやって目線をわざわざ下げることで、これまで番組を見ていたコアな競馬ファン(っていうかこんな番組競馬ファン以外見ないよ)が去っていくことのリスクを考えていないんでしょうか。
少なくとも自分は、くだらない素人のお喋りに付き合うつもりはないので、レース発走時刻めがけてチャンネルを合わせるようになることと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする