![]() | エンドレス・ワーカーズ―働きすぎ日本人の実像小倉 一哉日本経済新聞出版社このアイテムの詳細を見る |
長時間労働、サービス残業、年休消化、非正規雇用、勤務時間制度…といったいくつかの切り口からみた日本の労働者の実態、そして、そういった実態を招くに至る労働者の心理や環境、またそういった実態が労働者の心身に与える影響について、客観的な調査データに基づきまとめられた本です。
実に研究者らしい真面目さで書かれており、安易な結論付けを行わないよう分析も非常に慎重に論じられている点は好感が持てます。
が、一方でそれゆえ特段目からウロコといった新事実が述べられるわけでもなく、読み物としては若干面白みに欠けるかな、というのも正直なところ。
自分が普段直感的に抱いているイメージと、この本に書かれている事象はあまりズレているところはありませんでした。
考えてみれば、そういうふうに感じることができるということは、自分が今けっこう恵まれた労働環境にいるってことなのかなとも思います。
20代の頃は、泊まり・休日出勤も当たり前で一月で完全に休めた日が3日しかない…なんて時期もあったものだけど。
現在自分は裁量労働制で勤務しているんですが(そのこともあって関心を持って読んでみました)、特にそれで過重労働になってるってこともないんです。
ま、この先どうなるかはわかりませんが・・・