そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

統一地方選雑感

2011-04-20 23:38:47 | Politcs
今週末は統一地方選後半戦の投票日。
我が区では、区長選と区議選が行われます。
区長選のほうは、現職が引退し、自民が分裂選挙、民主に加えて(その筋では名の通った)元社民国会議員まで出る乱立気味で、それなりに面白い選挙区になってるみたいです。

一方、区議選も定数50に対して82人立候補とわりと激戦ですが、こっちは誰に入れたらよいのかサッパリ。
誰がどんな主張をしてて、どんな経歴・実績があるのか全然わからん。
ほとんどの有権者はそんな感じじゃないでしょうか。
そうなるとついつい顔と名前に馴染みがある人に何となく入れたくなる、というか、馴染みがない人にあえて入れようとは思わない。
それがゆえに、勢い選挙戦は顔と名前をいかに多くの人に売るかが勝負になってしまうのかと。
最寄り駅では毎朝、ある候補者が名前の書いたタスキをかけてひたすら「おはようございます」「いってらっしゃいませ」とお辞儀をし続けてます。
演説も何もせずただお辞儀を延々とし続けるだけ。
あれが「選挙戦」だというのも何だかなあという感じです。

ところで前半戦の都知事選、今更ながら少々振り返っておきます。
結果的に自分はワタミ氏に入れました。
正直、消去法です。
ワタミ氏の、東京都を「経営」する、というコンセプトは悪くないと思っていたんですが、結局最後まで「経営」的な戦略性は感じられず。
折悪しく震災が起こってしまって言いたいことも言えなかった、という面はあるのだとは思いますが、それにしても何がやりたかったのかよくわかりませんでした。

イシハラ氏は時々頭のおかしなことを言ったり、新銀行とか五輪招致とか迷惑なことにおカネをつぎ込んだりしますが、そういうのを除けば案外普通に行政をこなしてたりします。
有権者もそのへんがわかってるだけに「もうイシハラはいいだろう」と思いつつも他に誰もいないのでつい投票してしまう。
そんな感じじゃないでしょうか。
だからワタミ氏も東氏も、もっと明確に「反イシハラ」を打ち出すべきだった。
勝つにはそれしかなかったはず。
或いは、イシハラ260万票、東160万票、ワタミ100万票という結果からしても、どっちかが降りて共闘すれば勝ち目はあった。
どうせ東氏は国政に出るための踏み台にしか考えてなかったんだろうから、ワタミ知事・東副知事でタッグ組んで、衆院解散したら東氏は鞍替えとか。
そういうのを「戦略」というと思うんだけど。
まあいずれにしても拍子抜けでした。
コメント
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