コロンビアに完膚なきまでに叩きのめされたのが6月25日。
早いもので、そろそろ1ヶ月が経とうとしている。
Jリーグも再開したし、欧州ではビッグネームの移籍やプレシーズンマッチに向けた準備の情報が飛び交っている。
日本代表については、大した総括もないままに、アギーレ氏の新監督就任が既成事実のように語られ、今週あたり正式発表されるのであろう。
しかし、個人的に、まったくワクワクしない。
いや、アギーレがどうこうというわけでなく、新監督がたとえペケルマンやストイコビッチだったとしても、この感覚は変わらない気がする。
ドーハの悲劇の頃から日本代表をつぶさに観てきて20年以上になる。
4年に一度のワールドカップが終わるサイクルで、その都度新生日本代表には期待感を覚えてきたが、今度ばかりはその期待感が湧いてこない。
どうすれば世界に近づけるのか、その道筋がまったく見えてこない。
今回の日本代表メンバー、堕ちたとはいえ欧州主要リーグの名門である、マンチェスター・ユナイテッド、ACミラン、インテル・ミラノの所属選手がおり、ブンデスリーガで得点ランキング7位の15得点をあげたストライカーもいる。
過去の日本代表とは比べ物にならないくらい、トップレベルの経験値は積んでいるはず。
しかも監督は、全盛期のセリエAで華々しい実績を持つ人物。
ここまで陣容がそろって、それでも世界との差はまだ歴然としている、その事実に途方に暮れる思いがする。
しかも、次代を担う若手選手の層にもあまり期待感が感じられない。
今回の日本代表メンバー中もっとも若い酒井高徳は23歳だが、出場機会を得ることはなかった。
他方、他国に目を向ければ、ハメス・ロドリゲスやネイマールは22歳(ロドリゲスは大会中に23歳に)、スイスのシャキリも22歳。
フランスのポグバ、ヴァランは21歳、ベルギーのルカクも21歳、同じくオリジは19歳、オランダのデパイは20歳。
21歳、22歳といえば、宇佐美貴史や柴崎岳、宮市亮と同世代。
そういった年齢層の選手が強豪国の主力として活躍している。
彼我の差を痛感し、希望を挫かれる。
結局、国際舞台の真剣勝負の場での経験値が圧倒的に不足しているのだ。
が、その不足を極東に位置する日本サッカー界が現実的に補う術があるのだろうか。
しばらくすればアジアカップが始まり、次のワールドカップに向けた予選も始まる。
それはそれで厳しい戦いになるのは間違いないが、戦う相手はいつものメンツ(豪州や韓国や北朝鮮やウズベキや中東勢)。
そこでいくら真剣勝負をしたところでなかなか経験値が上がるイメージがわきにくい。
欧州や南米に乗り込んでアウェイのテストマッチを挑めば多少は違うだろうが、所詮親善試合は真剣勝負にはなり得ない。
だがそれでも、コンディションの整わない中堅国を呼んで日本国内で開催するキリンチャレンジで国際Aマッチデーを無駄遣いするよりかはずっとマシだろう。
あとはアジアカップを「コンフェデの予選」だと思って絶対優勝するとか、南米選手権への招待を断るといった愚行を犯さないとか、代表チームとして経験値を積む現実的な方策はそれくらいしかない。
あとは個々の選手がいかに経験値を上げるか。
W杯期間にも、柿谷曜一郎、原口元気、田中順也といった選手たちが新たに欧州移籍したが、海外移籍できるならどんどんしたほうがよいのは確か。
ただ、スペイン、ドイツ、イングランドといったトップクラスのリーグの上位チームか、欧州CLである程度勝ち進めるくらいのチームでレギュラークラスにならないと、本当にトップレベルで通用するための経験はできないのかもしれない。
一方で、残されたほとんどの選手たちが所属するJリーグのレベルアップ。
正直、W杯直後に、再開したJリーグの試合を観ると、パスや判断のスピード、球際の厳しさに、格段の違いを感じてしまう。
トップクラスの日本人選手が海外移籍しているのだから、優秀な外国人選手を入れなければ全体のレベルは落ちる。
外国人枠はさっさと撤廃してしまった方がよい。
それとACLにもっと注力すること。
中国の金満クラブには、Jリーグにはいないようなハイレベルの外国人選手がいるので、彼らと対戦するだけで経験値を積むことができるはず。
本当は、日本がAFCの枠から飛び出てしまうのが一番よいのだが。
TPPの一環?で北中米や南米の仲間に入れてもらえないかな…
早いもので、そろそろ1ヶ月が経とうとしている。
Jリーグも再開したし、欧州ではビッグネームの移籍やプレシーズンマッチに向けた準備の情報が飛び交っている。
日本代表については、大した総括もないままに、アギーレ氏の新監督就任が既成事実のように語られ、今週あたり正式発表されるのであろう。
しかし、個人的に、まったくワクワクしない。
いや、アギーレがどうこうというわけでなく、新監督がたとえペケルマンやストイコビッチだったとしても、この感覚は変わらない気がする。
ドーハの悲劇の頃から日本代表をつぶさに観てきて20年以上になる。
4年に一度のワールドカップが終わるサイクルで、その都度新生日本代表には期待感を覚えてきたが、今度ばかりはその期待感が湧いてこない。
どうすれば世界に近づけるのか、その道筋がまったく見えてこない。
今回の日本代表メンバー、堕ちたとはいえ欧州主要リーグの名門である、マンチェスター・ユナイテッド、ACミラン、インテル・ミラノの所属選手がおり、ブンデスリーガで得点ランキング7位の15得点をあげたストライカーもいる。
過去の日本代表とは比べ物にならないくらい、トップレベルの経験値は積んでいるはず。
しかも監督は、全盛期のセリエAで華々しい実績を持つ人物。
ここまで陣容がそろって、それでも世界との差はまだ歴然としている、その事実に途方に暮れる思いがする。
しかも、次代を担う若手選手の層にもあまり期待感が感じられない。
今回の日本代表メンバー中もっとも若い酒井高徳は23歳だが、出場機会を得ることはなかった。
他方、他国に目を向ければ、ハメス・ロドリゲスやネイマールは22歳(ロドリゲスは大会中に23歳に)、スイスのシャキリも22歳。
フランスのポグバ、ヴァランは21歳、ベルギーのルカクも21歳、同じくオリジは19歳、オランダのデパイは20歳。
21歳、22歳といえば、宇佐美貴史や柴崎岳、宮市亮と同世代。
そういった年齢層の選手が強豪国の主力として活躍している。
彼我の差を痛感し、希望を挫かれる。
結局、国際舞台の真剣勝負の場での経験値が圧倒的に不足しているのだ。
が、その不足を極東に位置する日本サッカー界が現実的に補う術があるのだろうか。
しばらくすればアジアカップが始まり、次のワールドカップに向けた予選も始まる。
それはそれで厳しい戦いになるのは間違いないが、戦う相手はいつものメンツ(豪州や韓国や北朝鮮やウズベキや中東勢)。
そこでいくら真剣勝負をしたところでなかなか経験値が上がるイメージがわきにくい。
欧州や南米に乗り込んでアウェイのテストマッチを挑めば多少は違うだろうが、所詮親善試合は真剣勝負にはなり得ない。
だがそれでも、コンディションの整わない中堅国を呼んで日本国内で開催するキリンチャレンジで国際Aマッチデーを無駄遣いするよりかはずっとマシだろう。
あとはアジアカップを「コンフェデの予選」だと思って絶対優勝するとか、南米選手権への招待を断るといった愚行を犯さないとか、代表チームとして経験値を積む現実的な方策はそれくらいしかない。
あとは個々の選手がいかに経験値を上げるか。
W杯期間にも、柿谷曜一郎、原口元気、田中順也といった選手たちが新たに欧州移籍したが、海外移籍できるならどんどんしたほうがよいのは確か。
ただ、スペイン、ドイツ、イングランドといったトップクラスのリーグの上位チームか、欧州CLである程度勝ち進めるくらいのチームでレギュラークラスにならないと、本当にトップレベルで通用するための経験はできないのかもしれない。
一方で、残されたほとんどの選手たちが所属するJリーグのレベルアップ。
正直、W杯直後に、再開したJリーグの試合を観ると、パスや判断のスピード、球際の厳しさに、格段の違いを感じてしまう。
トップクラスの日本人選手が海外移籍しているのだから、優秀な外国人選手を入れなければ全体のレベルは落ちる。
外国人枠はさっさと撤廃してしまった方がよい。
それとACLにもっと注力すること。
中国の金満クラブには、Jリーグにはいないようなハイレベルの外国人選手がいるので、彼らと対戦するだけで経験値を積むことができるはず。
本当は、日本がAFCの枠から飛び出てしまうのが一番よいのだが。
TPPの一環?で北中米や南米の仲間に入れてもらえないかな…