そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

都知事選雑感

2016-08-01 22:33:13 | Politcs
都知事選、小池百合子の圧勝に終わった。
ふだんほとんどテレビを見ないので、選挙戦の雰囲気がよくわからんかったのだが、自民(増田氏)は組織でいじめているイメージがつき、民進(鳥越氏)はどう考えても悪手の候補者を選んで自滅。
よってたかって小池さんをアシストしたって感じか。

既成政党ってやっぱセンスが無い、というか古いんだよね。
組織票のことばっかり考えているから、強大な浮動票が選挙結果を左右する都知事選では通用しない。
舛添氏が圧勝した前回よりも投票率もだいぶ上がったみたいだし、舛添氏も浮動票を取ったってわけではなかったことが結果的によく分かる。
しがらみに身を任せているうちに自分たちの力を自分たちの実像を見誤ってしまう、ビジネスの世界でもよくあること。
わが身を省みねば。

ちなみに自分は、前回は誰にも票を入れる気になれなくて棄権。
今回は増田氏に入れた。
増田さんは、明らかに体制に従うだけの人で、魅力はまったく無いのだけれど、都知事なんて余計なことしないで役人に気持ちよく仕事させりゃ結果的に一番いいのでは、と思っているので、人畜無害なのがいいんじゃないかと思ったので。
小池さんもね、これだけ対決姿勢を煽って、だいじょぶなのかなという懸念はある。
今は世間も祝賀ムードだけど、虎視眈々と粗探しを狙っている人々はたくさんいそうだし。
ひとたびスキャンダルが巻き起これば、世論なんて簡単に手のひら返すからね。

鳥越氏は論外。
最初っから最後まで化けの皮剥がれまくり。
組織だけでなくて、個人としても自分を見誤っていたね。

政治にエンターテイメントの側面があるのは前からだけど、経済成長の止まった停滞社会では、ますますその傾向が強まる。
虚しいが、これはこれとして受け止めるしかないのかもしれない…

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