そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

セ・リーグ開幕問題

2011-03-20 14:54:57 | Sports
さて、話題になっているプロ野球セ・リーグの開幕問題。
個人的には、プロ野球だろうが高校野球だろうがJリーグだろうが、やれるんならやりゃいいと思います。
高校野球と違ってプロ野球は興行だから…という声も聴こえてきますが、それは違うと思う。
興行だからダメと言い出すと何もできなくなってしまうし、高校野球だって現実には興行化している。

ただし、電力供給も健康被害もまったく心配のない甲子園で開催するセンバツ高校野球と、電力供給に制約のある中、照明・空調など大量の電力消費を行うドーム球場で行われるプロ野球、その点では同列には扱うことはできないと思います。
今回セ・リーグが猛烈な批判にさらされたのは、そのことに対する配慮が当初まったく見えず、「被災地に元気を与える」とかなんとか意味不明な理屈で押し通そうとしたからでしょう。

もしかしたら、ナイター開催で消費する電力が首都圏全体の消費量に占める割合は大したことはないのかもしれません。
ただ、それは理屈であって、当初のセ・リーグの無配慮な姿勢によって、もはや事態は感情の問題になってきています。

ここにきてセ・リーグも、開幕を一週間遅らせる、延長は行わない、節電ナイターにする、などと当初の強硬姿勢を改めてきているわけですが、それで収まるかどうか。
その代替案が妥当なのかどうか、誰にも判断ができないわけです。

ここまでこじれてしまったからには、セ・リーグは、あらゆる代替手段を検討し、それぞれの案について何が問題で、それが許容できるのかできないのか、できないとしたらその理由は何なのか、といった情報を詳らかにするしかないのでは。
そうしない限り、世間の不信感と嫌悪感を払拭できないのではないでしょうか。

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