そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

季節はずれのナイアガラ

2005-12-16 23:24:13 | Diary
トロントに移動した日は時間があったのでナイアガラの滝を見に行った。
シーズンオフのナイアガラは、雨が降って人がいなくて、いろんな意味で寒かった。

ナイアガラといえば「霧の乙女号」と名づけられた遊覧船で、滝つぼを滝のすぐそばまで進み、全身びしょぬれになる観光の仕方が定番であるが、冬はその「霧の乙女号」も出ていない。
したがって、まずは滝の上から眺めるしかないのだが、それでもすぐ近くまで寄れるのでなかなかの迫力である。


エレベーターで地下に降り、トンネルを通ると滝の裏側に出られる。
滝を真裏から覗いたのが下の写真。

写真ではわからないがスゴイ轟音。

下から滝を見上げるとこんな感じ。


最後に滝の傍から離れ、ほど近くに建っているスカイロン・タワーという塔に上って、上から眺めた。

これらの写真はすべて「カナダ滝」。
ナイアガラの滝がある川は、アメリカとカナダの国境を流れており、アメリカ側(写真では向かって左奥)にもう少し規模の小さい「アメリカ滝」がある。
ちなみに滝の周辺は、カジノやケバケバしいホテルが林立し、かなり俗っぽい観光地と化していた。

うーん、次来るときは夏にしよう
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地下都市トロント

2005-12-15 21:58:09 | Diary
カナダ最大の都市・トロントは予想通り寒かった。
空港に降り立った日は氷雨。
でも、雨になるということはまだ気温が高いということ。
翌日は最低気温-1℃、最高気温2℃で、小雪が舞っていた。

寒い街では地下街が発達する。
ということで、トロントの地下街もかなりの大規模だった。
ダウンタウンでは殆どのビルに地下商店街があり、それらがすべて通路で繋がっている。
主要なホテルのロビーからも直接地下街に降りることができる。
まったく外に出ないで、かなりの距離の移動やショッピングができるのである。

トロントはいろんな人種、ルーツを持った人が混在しており、レストランもイタリアン、チャイニーズ、日本料理はもちろん、インド料理、ギリシャ料理など、バリエーション豊かに軒を連ねていた。

地下街ばかりで外に人がいないかというと、そんなことはない。
ビル街をジョギングしてる人たちが妙にたくさん目に付いたのも印象に残っている。
寒いので、走らなきゃやってられない、って感じ

ダウンタウンには高層建築が多く、全体に質実剛健な品のある街という印象。
上の写真は街のシンボル・CNタワー、右脇にちょっと見える白いテントはトロント・ブルージェイズの本拠地・キングドームの屋根の一部。

おそらく高層集合住宅だと思うが、ここもなかなか個性的なビルが多かった。

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アメリカでやってたちょっとおもしろいTV

2005-12-12 23:35:03 | Diary
夜、ホテルの部屋に戻るとやることがなく、TVを視るしかない。
アメリカのTVはチャンネルが多いが、大別するとニュース、スポーツ中継(バスケなど)、ドラマ、シチュエーションコメディくらいしかバリエーションがなく、言葉がわからないとイマイチおもしろくない。

サンフランシスコで、珍しく素人参加型のバラエティをやっていて、これはわかりやすくてずっと視てしまった。
MTVの「NEXT!」という番組。

恋人募集中の女の子が一人に対して、"Dater"と呼ばれる恋人候補の男子が5人デートしていく。
女の子は、デート相手が気に入らないと思ったら、その時点ですかさず「Next!」と告げる。
そうすると次のDaterに入れ替わる。
「Next!」と言われてしまったDaterはデートが続いた時間に応じたお金を貰って控え室となっているバスに戻る(15分持てば$15)。
中にはバスから登場した瞬間、第一印象だけで「Next!」と言われてしまう哀しいDaterも。そんな彼は$1貰ってさっさとバスに戻ることになる。
デートが盛り上がり、女の子が相手のDaterを気に入った場合は、二人だけの"2ndデート"に進むか、時間に応じた$を貰って帰るか、Daterに選択をせまる。
そこで2ndデートが選択されればめでたくカップル成立、というルール。
男子に対して女子5人という逆のパターンもある。

まあこれだけなら日本にも似たような番組がある(「ねるとん」と「ハニカミ」を足して2で割ったような)のだが・・・

何組かみているうちに、女の子一人に対してDaterも女子5人というパターンが登場した。
ん・・・もしや・・・
そう、レズビアンのパターンなのである。
異性のパターンとまったく同様にデートしてイチャイチャしてる様子を、あまりに堂々と放映しているのでちょっと驚いてしまった。

女同士のパターンがあるということは・・・
そう、男子vs男子のパターンも始まった。
男である自分は、♀&♀はまだ見てられたが、♂&♂は見てられずチャンネル変えてしまった。

カリフォルニアは同性愛に寛容だとは聞いていたけど、あそこまで爽やかに公けにされると驚くなあ。
保守的な南部とかでこんなの放映したらタイヘンなことになるに違いないから、全米ネットではないんだろうけど。

それと、出てくる男女は、10代後半から20代前半くらいの年齢なんだけど、みんな老けてる!
30歳越えてるって言われても全然不思議じゃない感じ。
日本人が童顔に思われるっていうのも納得がいくよ。
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アメリカ食事事情

2005-12-11 22:47:23 | Diary
アメリカでの食事には全く期待していなかった。
その低い期待は早速ユナイテッド航空の不味い機内食で裏付けられた
アメリカ上陸前からコテコテのパスタで胃もたれ・・・

アメリカで、まあ普通に食べられる程度のディナーをしようとレストランに行くと、ワリカンでひとり$80くらい簡単にいってしまう。
それほど高級な店ではないにも関わらずである。
日本の居酒屋のように、3、4千円でリーズナブルに飲み食いできるような店は存在しない。

今回、NYとSFでシーフードのレストランにディナーに行った。
ロブスターやブルークラブ、オイスターなんかは、まあイケるのだが、生魚系は不味くてとても食べられれたもんじゃない。
一度前菜に、マグロの刺身風のものが出てきた。脇にワサビが添えられたりしてて、意図はわかるのだが、これがまた不味い。
中途半端に火が通ってる感じで、あれだったらちゃんと焼いてくれたほうがナンボかマシだ。

ディナーでお財布が傷むので、ランチは観光スポットのスタンドでジャンクフード。
ハンバーガー屋やサンドウィッチ屋に混じって、たいていNOODLEとかYAKISOBAとか書いて売ってる店があるが、ラーメンやヤキソバを想像してはいけない。
まったくコシのないうどんが出てくる。

帰国して我が家で食べた白米と味噌汁の御飯が美味かったこと!
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ここでも勢力を増すチャイニーズ

2005-12-10 22:55:54 | Diary
移民の国、アメリカ。
バッテリーパークから望む沖合いに浮かぶ島にある移民局。
今のアメリカ人の先祖たちは、ここで移民の許可を得、新大陸へと上陸していった。

ロウアー・マンハッタンにリトル・イタリーと呼ばれる地区がある。
まさに映画「ゴッド・ファーザー」の世界。
・・・のはずだが、現在ではイタリア系の住民は殆ど住んでいないという。
隣接するチャイナタウンに完全に呑みこまれてしまったらしい。

移動時にチャイナタウン界隈を車に乗って走ったが、確かに行けども行けども漢字の看板を掲げた店が続いている。
チャイナタウンは年々その範囲を拡げていっているとのこと。

チャイナタウンといえばサンフランシスコのそれも有名である。
今回、SFのチャイナタウンを訪れる機会は無かったが、以下のような光景を目にした。
車に乗って、かのO・J・シンプソンが卒業したというハイスクールの脇を通りかかった。
ちょうど下校時間だったらしく、学校の前のバスストップに生徒たちが溜まっている。
その顔を見ると、8割方が東洋系。おそらく中国系の子女なのだろう。
トロントからSFへの飛行機の乗客も中国系の人たちがかなり多かった。

ここでもチャイニーズの勢力は拡大している。
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ウォール街でパックン

2005-12-08 23:28:30 | Diary
訪問先の一つがウォール街にあったので、その近辺を少々歩くことになった。
すると、撮影中の日本のテレビクルーに遭遇。
よく見ると、パックンマックンのパックンではないか。
「英語でしゃべらナイト」かなんかだったのかな。
そういえばパックンってハーバードだか出てるインテリなんだよね。

ウォール街の雰囲気はこんな感じ。


訪問終了後、程近いマンハッタン最南部バッテリーパークをしばし散策。

沖合いのリバティ島では自由の女神がソッポを向いていた。


このあたりの高層ビルはどれも個性的で、眺めているだけで飽きない。

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GROUND ZERO

2005-12-07 23:40:27 | Diary
先日の記事にも書いたが、アメリカの空港に離発着するフライトのセキュリティ・チェックは大変なものだった。

まず、預け荷物のトランクには鍵をかけてはいけない。
飛行機に載せる前に必ず開けられて中身をチェックされるから。
鍵をかけてると鍵を壊して開けられてしまう。

そして持ち込み荷物の検査と金属探知機ゲート。
ベルトは外させられるし、靴まで脱がさせられる。

さらに入出国審査では左右ひとさし指の指紋を採取され、小型カメラで顔写真も撮影される。

いちいちこんなことやらされるので、行列ができて時間がかかって仕方がない

しかも厳重にやってるわりには間が抜けている。

今回履いていった靴の飾り金具が旅の途中で外れてしまい、仕方ないので安全ピンで止めていた。
トロントからSFへのフライトのセキュリティチェックの際、そのことをすっかり忘れていて、ピンのついた靴をそのままチェックにかけてしまったが、何のお咎めも無しだった。
安全ピンだって喉もとに突きつければ凶器になるのになぁ。

指紋採取だって、何が目的なんだかよくわからない。
過去にアメリカ国内で犯罪歴のある人物の指紋と照合したり、過去のパスポートチェック時と同一人物かどうかチェックしたりというのなら意味もあるが、とてもオンラインでそんな処理やってるとは思えない。
ただ、意味も無く指紋データを蓄積してるだけにしか思えない。

このへんのズボラさがアメリカらしいといえばらしいのだが。

さて、アメリカがこんなになってしまった契機となった9・11テロの現場"GROUND ZERO"
短い時間だったが訪れることができた。
現在は再開発の基礎工事が始まっているところ(上写真)。
摩天楼がそびえ立つ中、ぽっかりと空いた大きな穴。
ここに建っていた2本の超高層ビルが数時間のうちに崩壊し、何千人もの人が生命を喪った。
そして、いまだに千人を越える人の遺体が発見されぬままという。
今では長閑で平和な空気が周囲を流れているが、ニュース映像で見たあの光景が生々しく頭の中に浮かんできた。

工事現場のフェンスには"The Heroes of September 11,2001"と題するリストが。
救出で亡くなった消防士たちの名前か。


そしてWTCの巻き添えで倒壊した隣接したビルでは今になってようやく建替え工事が進められている。
保険の関係で揉めて修復が遅れたそうだ。
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安全な街 ニューヨーク

2005-12-06 22:35:07 | Diary
ニューヨークといえば危険な街。
暗くなってからの一人歩きなんてもってのほか。
地下鉄に乗ろうものなら、どんな目に遭うかわからない。

・・・そんな先入観をもっての初ニューヨークだったが、
そんなイメージは一昔前のものだった。
今やニューヨークは、すっかり「安全な街」に生まれかわっていた。

タイムズスクエアには人が溢れ、かつて銃声が響いていたという八番街あたりも問題なく歩くことができる。
もちろん今でもハーレムの奥の方やハドソン川沿いの地域は治安が悪いようだけど、そういった地域はかなり縮小している。

この変化はジュリアーニ前市長の治安強化政策が結実したもの。
警官を大量に増員し、ホームレスを強制的にシェルターに収容したとのこと。
おかげで、元々魅力的だったニューヨークは、観光客や善良な住民たちをますます魅了する街になっていた。

こういった傾向はニューヨークに限ったものではなく、サンフランシスコでも、かつて治安が悪かったSOMA(サウス・オブ・マーケット)地区などで同様の傾向がみられるそうだ。

アメリカの大都市が安全な街に生まれかわったことはもちろん喜ばしいことだけど、それじゃあ排除されたホームレスやマイノリティの人々がいったいどこへ行き場を求めたのか、と考え始めると複雑な気持ちがしなくも無い。
これも富裕層と貧困層が二極化するアメリカという国の一側面であるのか、とか。
そして、近い将来、日本も同じ道を辿るのかもしれない、とも考えてしまった。
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帰国しました

2005-12-05 23:27:19 | Diary
北米出張から帰ってきました。

昨晩、帰宅したのは夜の8時頃。
そんでもって休みなしで今日から1週間仕事。
時差ボケは思ったほどツラくないけど・・・やっぱりクタビレ気味
不在だった間、日本ではイヤになるようなニュースばかりマスコミをにぎわせていたようで。それらを見聞きしなくて済んだのはよかったのかも。

6泊8日でニューヨーク、トロント、サンフランシスコと3都市を訪れた。
飛行機にいっぱい乗ったなぁ。
成田からニューヨークまで12時間、ニューヨーク~トロントは1時間、トロント~サンフランシスコが5時間、帰国便が10時間・・・

感謝祭が終わり、これからクリスマスを迎える街は、どこも魅力的だった。
テロ以降、アメリカには何だか「オソロシイ国」のイメージを持ってしまっていたけど、ニューヨークもサンフランシスコも都市部の治安は以前よりも改善されているらしく、とても住みやすそうで、いい雰囲気だった。
ただ、飛行機に搭乗するたびに行なわれる、厳重な荷物チェックと指紋採取はカンベンしてほしかった

訪れたそれぞれの街の様子は、おいおいブログに書いていこうと思う。
写真はサンフランシスコ、ユニオンスクエア正面にあるmacy'sのクリスマスイルミネーション。
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