らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

干支について(その3)

2008-01-04 | 雑学

昨日の記事で干支はもともと十干、即ち五行説に陽「兄(え)」と陰「弟(と)」が結びついたものと書きました。

そして十二支はご存知の通り
 ねずみ(子)、 牛(丑)、 虎(寅)、 うさぎ(卯)、 龍(辰)、 蛇(巳)、
  馬  (午)、 羊(未)、 猿(申)   鳥 (酉)  犬(戌)  猪(亥)
ですよね。

この十干と十二支が組み合わされて、60年で一回りすることも昨日書きました。

この十二支は時間や方角にも使われています。

時間では2時間ごとに使用され、それを現在の時間に当てはめると、凡そ次のようになります。
 子は( 0時) 丑は( 2時) 寅は(4時)  卯は( 6時)  辰は( 8時)  巳は(10時) 
 午は(12時)未は(14時) 申は(16時) 酉は(18時) 戌は(20時) 亥は(22時)

この時間を使用している言葉に午前・午後があります。
即ち午前は午(午の刻、12時)の前、午後は午(午の刻、12時)の後となった訳です。
正午(12時)は正に午の刻を言っているわけですね。


方角では北から30度づつ移動して使われています。
 子は(北) 丑は(北北東) 寅は(東北東) 卯は(東) 辰は(東南東) 巳は(南南東)  
 午は(南) 未は(南南西) 申は(西南西) 酉は(西) 戌は(西北西) 亥は(北北西)
のようになります。

皆さんよくご存知の子午線は子(北)と午(南)を結んだ線の事だと言うことがよくわかりますね。

(一言メモ)

 昔は時刻を「○○つ時」と言うように数でも言っていましたね。

 即ち 九つ時は子の刻と午の刻  八つ時は丑の刻と未の刻
     七つ時は寅の刻と申の刻  六つ時は卯の国と酉の刻
     五つ時は辰の刻と戌の刻  四つ時は巳の刻と亥の刻
    
 「3時のお八つ」と言いますが、本当は未の刻が八つ時なので午後2時ごろが正解 
 ではないでしょうか?

 テレビ、映画の時代劇を見ていると、「明け六つ」とか、「暮六つ」など、時間をこの
 ように表現していますね。
 上の「○○つ時」に当てはめれば今の時刻が理解できると思います。

 また方角でも十二支が使われていることに気づくと思います。

 干支を知れば時代劇を見る目も少しは変わり、楽しくなると思いませんか?