昨日、冬場は野菜の摂取が少なくなりがちな事と、正月に御節を食べて疲れた胃を癒すために、「春の七草」と言われる野菜を入れて粥を食べると書きました。
昔は正にその通りだったと思います。
その慣わしが日本の文化、伝統として残っている訳ですが、実際に七草粥を食べた人は私を含めてどれくらいいるのでしょうか?
今では一年を通じて新鮮な野菜が手に入る時代なので、あえて七草粥を食べなくても野菜類の補給を心配することはありません。
しかし伝統的なしきたりを残すと言う観点からは少し寂しい気がします。
一方、家庭菜園の楽しみはと言うと、販売されている野菜ではなく、自家製の新鮮な野菜を毎日食べられることにあります。
我が家では白菜、キャベツ、ホウレンソウなどは勿論ですが、一般にサニーレタス、リーフレタスと言われている「カッティングレタス」(葉レタス)も栽培しています。
これは玉レタスのように玉ごとに収穫するのではなくて、下の葉から必要な量だけ掻きとって収穫します。
必要な枚数だけ収穫し、すぐに食卓に出しますので、いつも新鮮で栄養豊富な野菜として重宝しています。
このため敢えて七草を食べなくても野菜類の摂取は十分だと思っているところです。
我が家は典型的なベジタリアンだと思います。
そのせいか肥満もなく健康状態には満足しています。
(一言メモ)
レタスの原産地は地中海地方と言われ、ギリシャでは紀元前5世紀頃には既に食
用として栽培されていたようです。
日本では平安時代に「ちしゃ」が食されていました。
今で言うサニーレタスやリーフレタスのような下の方から掻きとって食べる「掻きち
しゃ」と言われる種類だったようです。
玉レタスが入ってきたのは明治以降といわれています。
レタスの栄養素は、βカロチン、ビタミンB、C、カリュム、カルシュムなどが豊富に
含まれています。
特にカッティングレタスと言われる「葉レタス」は「玉レタス」と比して2倍から数倍の
栄養素が含まれており、食するには 「葉レタス」 がお奨めです。