らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

門松

2008-01-01 | クラフト

明けましておめでとうございます。

輝かしい2008年の始まりです。

最近では年号を西暦で表現する人が多くなりましたが、私はどちらかと言うと和暦、即ち「平成20年の始まり」といった方が馴染みがあります。

俳人で中村草田男が詠んだ
       「降る雪や明治は遠くなりにけり」があります。

これは明治生まれの草田男が昭和の時代を目の当たりにして、雪が降る季節に生まれた時代を振り返って、遠くなったものだなと言う感慨詠んだものです。

和暦になじんだ私としても
       「降る雪や昭和は遠くなりにけり」の感をおぼえます。


 

さて、本題の門松ですが、先月の中頃自治会のサークルで門松の講習会があり、その時の作品を玄関先に立てました。

これも手作りして楽しむ、所謂クラフトの類でしょうか。



(一言メモ)

 正月に何故門松を立てるのでしょうか。

 平安時代の貴族の間に「小松引き」と言う行事があり、その行事で使用された小 
 松を長寿祈願のために愛好する習慣がありました。

 もともとは松、杉、椎、榊、などの常緑樹が使用されていましたが、いつしか松、
 竹、梅などが用いられるようになりました。

 昔は木の梢には神が宿ると考えられていたところから、年神様を迎え入れるため
 の依代、即ち神が招き寄せられて乗り移る物としての意味合いがあります。

 従って門松を立てるのは神様を招き迎えるためですが、これも最近では印刷物を
 玄関に貼り付けて簡素化したものが殆どになりました。

 環境問題との関係でやむをえない面がありますが、やはり古き日本の伝統的な文
 化の一つであれば残したいものです。

 これも「明治は遠くなりにけり」の1つでしょうね。

 門松を立てる日は12月13日~28日か30日に行います。

  13日は松迎えといって松をとりに行く「事始め」の日です。
  29日は「二重苦」といって苦に通じることから避けます。
  31日は「一夜飾り」といって不吉を嫌い飾りません。
  1月7日までが松の内。
  取り払いは神様が帰られる1月7日にします。