昨日は二十四節気の最初の節気「小寒」でした。
この日から「大寒」までの15日間と、更にその後の節分(2月3日)までが、寒さの一番厳しい頃といわれています。
一般的に「寒の内」と言われており、寒中見舞いはこの頃に書きます。
そして今日は七草粥を食べる日です。
もともと春は「七種」と書いて「ななくさ」と読み、「七草」は秋の用語に使用されていましたが、いつの間にか春も秋も同じように「七草」と書くようになりました。
春の七草はご存知の通り
芹(せり) セリ科の多年草
薺(なずな) ぺんぺん草
御形(ごぎょう) 母子草
繁縷(はこべら) ナデシコ科の雑草
仏の座、 田やあぜ道に生える雑草
菘月(すずな)、 蕪(かぶ)
蘿蔔(すずしろ) 大根
を言いますが、これがどのような野菜か知っている人は少ないのではないでしょうか?
蕪や大根を除くと田や道端に生えている雑草が実態なのです。
七草粥は邪気を払い、万病を除くという意味だけでなく、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補う効能があると言われています。
平安時代には米、粟、黍(きび)、稗(ひえ)、みの、胡麻、小豆の穀物七種を食べていたようです。
野菜の七草は1362年頃の書物に書かれており、その頃から食されるようになったと思われます。
また今日7日までを「松の内」と言い、正月にお迎えした神様が帰られる日でもありますので、門松は本日を持って取り除きます。