八上(やがみ)王子から稲葉根王子まで3㎞弱の距離がありますが、その途中に鎮座する田中神社の隣に大賀ハス田」と「瓢箪畑」がありました。
「大賀ハス」は二千年振りに花を蘇らせたとして話題になったのでご存知の方もいると思いますが、今日はその「大賀ハス田」と「ひょうたん畑」をご紹介します。
「大賀ハス田」
ここに掲げられている説明板には次のように書かれていました。
『昭和26年(1951年)千葉県検見川の泥炭層地下7mの所から、大賀一郎博士の手によって、三粒の種子を発見した。
その種子が発芽し、二千年ぶりに生命を蘇らせ花を咲かせた。(科学的にも考古学的にも判定されている。)
このハスが、「大賀ハス」と名付けられ、千葉県の天然記念物となっている。
全国各地に分根され、当ハス田でも7月から8月にかけて、うす紅色の花が咲き乱れる』と説明されています。
上記の説明の通り大賀ハス(おおがハス)は、1951年(昭和26年)、千葉市検見川(現・千葉市花見川区朝日ケ丘町)にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハス(古代ハス)のことです。
このハスの根は日本各地は元より世界各国へ根分けされ、友好親善と平和のシンボルとしてその一端を担っていますが、その一つが和歌山県の上富田町に育っているものです。
・ハスの開花時期は既に過ぎており、ポツリポツリと咲いている程度でしたが、それでも数人の見物者が訪れていました。
・二千年以上前の種から美しい花が蘇った「大賀ハス」です。
「ひょうたん畑」
大賀ハス田のある上富田町は「ひょうたん」が特産品のようであり、深見橋のたもとには瓢箪のモニュメントがあるそうです。
その関係でしょうか、上富田町の岡老人クラブの人たちがヒョウタンを栽培していました。
ここには珍しいヒョウタンや大小様々な瓢箪が棚からぶら下がっていました。
・瓢箪は収穫してから容器や飾りにするまでにはたいへんな手間がかかりますが、出来上がると芸術品として珍重されるようです。
ここのひょうたん畑では100cmを超えるものも珍しくないそうです。
また瓢箪の栽培は連作ができないので、来年から数年は見られないと云うことです。