らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ポンぺイ最後の日

2012-08-24 | 雑学

今年3月に行ったイタリア旅行で、世界遺産「ポンペイ遺跡」を観光してきました。
今から2000年前、ヴェスヴィオ火山の麓にあったポンペイの市街は、西暦79年8月24日の火山の大噴火で、一昼夜に亘って火山灰が降り続き、約8メートルの火山灰により埋没しました。
今日はそのポンペイの町が最後となった日です。

・ヴェスヴィオ火山の大噴火です。(ウィキペディアより)


手前の遺跡はジュピター神殿跡で、神殿跡の奥に見える山が1933年前に大噴火したヴェスヴィオ火山です。
噴火前は3000mを超える富士山のような綺麗な山だったそうですが、噴火により山の3分の2が吹っ飛び、現在は1281mと1132mの二つの山になっています。



「大噴火で亡くなった人のレリーフ」
ヴェスヴィオ火山の大噴火に伴い、発生した二酸化硫黄や硫化水素などの有毒ガスによって、ポインペイでは多くの人が亡くなり、膨大な量の火山灰が降り、人々の上に積りました。
長い年月が経つと、人間や動物の肉体は腐食し、微生物による分解でなくなります。その結果、火山灰の中が空洞化します。
考古学者等はそこに石膏を流し込み、石膏が固化した後、火山灰を取り除くことで人や動物のレリーフができあがります。
この方法によって、往年の人々の顔の表情や容姿、衣服から装飾品までがレリーフで再現されているのですが、その数は1200体に上ると云われています。


2000年前にすでに車道と歩道が設けられていたそうです。
これが一夜にして地中に埋まった古代都市ポンペイの市街です。