8月27日にナンバンギセルを見に行って出会った謎の光の話を投稿しました。
前回も載せましたが、肉眼であれっと思い写したのが下の写真です。
27日①
27日②別角度
帰ってネットで光る生物などを散々調べましたが、該当する案件がありません。
次の日、28日朝にも足を運びました。
どこも光っていません。
梯子を法面にかけてより近くから眺めますが、手掛かりなし。
カメラがいつも暗めに設定してあるので、パソコン内蔵ソフトで明るくしてみます。
何だか犯罪捜査の分析官の気分になります。
27日①
28日
比較してみると、花びらが光っているのではなく、右の花と真ん中の花の間に何かがいて、あるいは挟まっていて、それが光っているようにも見えます。
現場100回の精神で9月4日にも調査隊総勢1名(私自身)を派遣しました。
当のギセルは枯れて物証が消えたようです。
周辺を調べます。
下の写真、真ん中奥がややオレンジに光っています。
拡大すると、枯葉の透過光です
ひとつのヒントを得たような感触で戻りましたが、釈然としません。
枯葉が偶然右と真ん中の花に挟まれたとして、あのように光る強い透過光が発生するとは思えません。
発見当日8月27日のPM 2:00の様子です。
くもりで強い光がありません。
何度も眺めるうち、右の花の下の隙間から何かが出てきているように見えてきました。
閃きました。これはあれではないか。
前に調べたナンバンギセルに関する資料を見直します。
「ナンバンギセルは、別名ヨダレクサ」
花の奥に多量の粘液が溜っていると書いたものがありました。
推理開始です。
花の根元が剥離したか、あるいはハチなどの吸密の際花の下部が傷つけられ、花の奥にあるはずの粘液が流れ出し、真ん中の花弁に垂れくっついているのではないか。
粘液であれば、水玉のように集光レンズのように光を集め強い光をなし、また花弁の色などを飲み込んでオレンジに輝くのではないか。
以上が今の結論です。
前回のメルヘンな予想「パイプを吹かした残り火」はかっちょ良かったですが、あろうことか「ギセルが垂らした“よだれ”が光る」に変りました。
本日9月8日は、二十四節気で白露(はくろ)に当たるようです。
冷えこんで、草花に白い露が結ぶという事らしいですが、白く輝く露の日に、閃いた輝くよだれ推理との因縁を少し感じた次第です。