頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

香りを求めて山に入る

2022年12月03日 | 紅葉
車のフロントガラスが霜に覆われていました。
山を見ると標高500mくらいまで白く雪化粧をしていました。
ステンレスの流し台に残り湯を捨てると、ベコン、ペコン、ペッコンと音がしました。

今朝は放射冷却、寒かったですね。
そして、今日は久々?の晴。

11月3日にブログしたタカノツメの「焼き芋の香り」を求めて山に入りました。(タカノツメの落葉が焼き芋の香りを醸し出す)
ヒヨドリ山まで行って引き返し、帰りはアオキのこみちを降りてきました。

いつもより吸う方に力が入ります。
おおいに深呼吸ができました。

「ミツバツツジのこみち」と「ツバキのこみち」の分岐付近

時折、甘い香りを確かに感じました。
焼き芋?綿菓子?カラメル?
表現が難しい、なんだろう、もうちょっと待って。

葉が散ってすっかり見通しが良くなりました。
広々した気持ちで歩けます。
遠くになっている木の実も良く見えます。

イイギリの実がたわわに

ムラサキシキブの実もよく目にしました


山もよく見えます
立山方面

イオックスアローザ方面

しかし、どこを歩いてもタカノツメの黄葉が目立ちます。
タカノツメの黄葉は鑑賞期間が長いことが分かりました。

タカノツメの甘い香りの正体は、食品香料としても使われる「マルトール」という化合物だそうです。
カツラの葉の甘い香りも同じマルトール、
落葉が乾燥した方が香るようです。

まだ、木にくっついた葉がいっぱいあるので、これらが落ちて乾燥する日を狙って、また歩いてみたいと思います。

「焼き芋の里」頼成の森よりお送りしました。







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イノシシ、花しょうぶ田を荒らす

2022年12月03日 | 紅葉
今年度の花しょうぶ園の管理作業もすべて終了しました。

めでたし、めでたしと思いきや、花しょうぶ田がイノシシ被害にあいました。

4年ぶりの被害です。
花しょうぶ自身は毒があり食べませんが、ミミズなどを食べようと畝を掘り起こすので、株をひっくり返したりカチャカチャになるため、ほっとくわけにはいきません。

電気柵、ある程度効果のあると言われる青色テープ張、侵入口の草刈りを行いました。

イノシシの痕跡(ヌタ場・足跡・掘り起こし跡)は、園内の一部で見られますが、姿を見たという情報はほとんどありません。
臆病なので、作業が終了し人の気配のなくなった花しょうぶ田に、夜間を中心に出没しているものと思われます。

泥浴びを行うヌタ場


1号田、右手の斜面が激しく掘り返されています。
この辺から侵入していると思われるので、電気柵を設置します。


被害を受けた箇所
株もひっくり返っています。

電気柵設置完了



株の植えなおし完了

22号田付近、侵入口を刈り払い、青色テープ設置

31号田付近、侵入口を刈り払い、青色テープ設置


雪の積もるまで、パトロールを行い、人の気配、人の匂いを残しておく必要がありそうです。

基本的に多くの野生動物は臆病でめったに見ることできません。
例外的なのは好奇心が強く、きょとんとして動かないカモシカくらいでしょうか。

しかし、いったん人に慣れる、怖がらなくなるとコロッと態度が変わるので注意が必要です。
言うは易し・・・ですが、上手く付き合っていかねばなりません。



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