代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

吉谷純一氏の緑のダム否定論への反論①

2005年05月26日 | 治水と緑のダム
 昨日のエントリーの続きです。昨年末に出た、蔵治光一郎・保屋野初子編著『緑のダム ―森林・河川・水循環・防災―』(築地書館)という本の中で、国交省所管の独立行政法人・土木研究所の吉谷純一氏が、「『緑のダム』議論は何が問題か ―土木工学の視点から―」という論文を寄せて、激しい緑のダム否定論を展開しています。吉谷氏の見解は、国交省の見解と基本的に一致するものです。そこで何回かに分けて、吉谷論文を批判し . . . 本文を読む