赤松小三郎の建白書の中から、ぜひ条例の前文に盛り込んでほしいのは以下の文章である。
「人選の法は、門閥貴賎に拘らず道理を明弁し私なく且人望の帰する人を公平に選むべし」
これは議会政治の理想を述べたものであり、いまだに日本では実現されていない。およそ国であれ地方であれ、およそ議会なるものは、この理想を掲げるべきなのだ。この精神が条例や憲法に規定されれば、当然、企業献金は全面禁止とされねばならない。一部企業や業界団体の私的利益の意向を受けて、道理を捻じ曲げるような議員は、利益相反行為となり罰せられねばならない。
. . . 本文を読む