学者というのは自分の能力に対する自覚もないままにプライドだけ高い人々が多いです。そういう学者に限って研究も大したことはありません。素人から、狭い学者コミュニティが見落としていた盲点について本質的な提起がなされた場合、ばつが悪いためか、「そんなことは自明である」とか、「学問の俎上には乗らない話だ」・・・・といった対応を取ってしまう場合が多いのです。
実際、そういう対応をされた憲法学者の方もおられたようです。本当に優秀な学者ならば、素人からの本質的な提起に対して、自らの不明を恥じ、その問題に誠実に対応しようとするものです。
薩長公英さんの提起に対して、誠実に「その通りだと思う」と回答して下さった議会制度研究者の方もいたそうです。私も知人の議会政治研究者に赤松小三郎のことを伝えたことがありましたが、「いやー、議会政治を研究しているのに全く知りませんでした」とすごく驚いていました。そうした誠実な対応を取れる方が、学問を前に進められるのです。 . . . 本文を読む