代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

教育の目的はB層をつくらないこと

2015年01月06日 | 教育
 自発的にB層になるのを選択することが、自己防衛手段になっています。私は、何とかC層を育てたいと思っています。もちろんC層化する学生もいますが、「擬似A層」になるか「B層」になる方が多いのが現実なのではないでしょうか。  「擬似A層」というのは、私の勝手な造語です。「一流企業に就職するためには日経新聞を読め!」なんて周囲から言われて、一生懸命に日経新聞やビジネス誌を読んだりしているうちに、自分の妄想の中で「勝ち組」になったような気になっていく人々です(実際にはなかなかなれないのですが)。「妄想勝ち組」化すると、「日本が生き残るためにはTPPしかない!」とか、「強い者が生き残るのが市場原理だ!」なんて平気で言うようになっていきます。こうした層に対しては、「本当のエリートは、決して弱者に対する配慮を忘れないものだ」と諭すのですが、なかなか・・・。  ちなみに、私の括りの中で、「C層」とは真正保守と左派・リベラルの双方を含みます。市場原理主義・新自由主義を批判し、かつ人種差別をしない人々すべてです。  B層ネトウヨに対しては、とにかく真正保守になるように指導します。真正保守は、決して排外主義を煽らない、人種差別をしない、日本の品格を汚すようなヘイト・スピーチを垂れ流さなない。「保守なら日本を貶めるな、恥を知れ!」と。 . . . 本文を読む