代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

鬼怒川河川整備計画は放置されたまま霞ヶ浦導水建設を急ぐ国交省

2015年11月02日 | 治水と緑のダム
鬼怒川水害の真相究明も十分になされず、鬼怒川・小貝川の河川整備計画もいまだ策定されない中にあって、国交省にとっては鬼怒川よりも、霞ヶ浦導水事業を継続することの方が重要課題らしい。 国土交通省の関東地方整備局は「利根川・江戸川河川整備計画」の変更をするというので、鬼怒川水害への対策を盛り込むのかと思いきや、新しく計画に盛り込まれたのは総額1900億円の霞ヶ浦導水事業の継続に関する記載についてだった。鬼怒川対策を後回しにして、霞ヶ浦導水の継続に執着するのも、来年度予算に霞ヶ浦導水を盛り込みたいがためであろう。 . . . 本文を読む